Gundam IB Orphans
#04:「命の値段」

「でっかい華火、打ち上げようぜ。」

中休み回。
スーツ姿で荒野にて双眼鏡を構えるマクギリスがどこかの上級大尉どのと被る(というかその後の遭遇が刹那とグラハムの出会いを思い出すw)

また一緒に仕事だな
昭弘に「当たり前だ」と返された三日月がさりげに嬉しそう。 彼がバルバトスに乗って守りたかったのは仲間との日常なのでしょうね。
今回は1~3話で冷徹な面や若干タガが外れた部分が多かった三日月の、仲間に対する感情にフィーチャーされた話になっています。

バカとなんとかは使いようってか?
この後あからさまな裏切り工作に走るわけだけど、なんでこのオッサンわざわざ残ったんだと思わされるが、まあ彼の思惑では「ガキを言うこと聞かせて、クーデリアを引渡して万々歳」って辺だったんでしょう。 それが見事に外れた感じかw

まあトドさんOPにもEDにも居ないので、思いのほか早く消えることになりそうですね。

地球への航路
どうやって地球に行くのかと思ったけど、やはりCGSで宇宙船を持っていた。
低機動ステーションから静止衛星へと渡り歩くわけだが、低機動ステーションに向かうところからロケットなので、そこから苦労しそうに思う...w

まあクーデリアが目的なのはマクギリスの方ではないし監査官の手前コーラルも派手に網を張れないだろうから、意外と抜けられるか?

マクギリス特務三佐
仕事が早く、堅物で、ルールにも厳正。 監査官としてはこの上なく適正な人物であろう。 コーラルとバーンシュタインの繋がりもすでに感づいてるようだが、彼の興味は今後鉄華団に移ることになるのだろうか。
ポジション的にはグラハムとスザクが合体したように思えてしまうわけだが、あの二人に比べると職務には忠実だなw

モビルスーツ技師不在
三日月はもとより、おやっさんも詳しいわけではない。
現時点のバルバトスの状態がどのレベルなのかすらわからないけど、砂漠から拾ってきた300年前の骨董品がメンテナンス無しで動くんだからとんでもない話だ。ナノマシンでも入ってるんじゃないだろうか...
ダムAのプロデューサーインタビューでは、やっぱ全然良くない状態なようで、次辺りにマクギリスのグレイズに手籠めにされそうな感じですね。

ヒューマンデブリ
回想と三日月の説明が入りますが昭弘たちヒューマンデブリは言うなれば奴隷のようなもので、マルバたちに一山いくらで「買われた身」
対してオルガたちは自分からCGSへ「入隊した身」
同じ参番組でも違いはあったわけだがこれは晴れて解消された。

昭弘のオルガに対する感情はドライだと思ってたけど、この処遇と勧誘の言葉は昭弘を揺さぶったようで晴れて仲間入りしたように思えますね。

小さな仕事ってのは地味なもんなんだ
オルガが度々口にする「まっとうな仕事」「まっとうな暮らし」意外にも「一山当てようぜ!」ではなく足回りをしっかり見ようとしてる。
対してユージンはもっとでっかい仕事が出来るはずだと夢みてる。 この軋轢はどう転がるかはコワイところです。

スポンサーノブリス
資金援助についての話がついたからか、食事のグレードがアップしたのか。
サウンドオンリーの向こう側はサウナでギトギトになってたわけだが、もっと夕方アニメに相応しくないゲスい演出も考えられたようなあとか思いながら見てた。 おねえちゃん侍らせて乳揉みながらとかw

ああやって言葉責めにして、クーデリアが思いつめた顔してるのがあのオッサンには愉悦なんでしょうな、いい趣味だわw 絶対ビンビンだったぜ。

地球経済圏の状況
4つの経済圏どうなってるのかと思ったんですが、ロシアが北米カナダを所有していたり、ヨーロッパがアフリカ主導で統一されていたりちょっと面白いことになってますね。
かつては統一政府があったのだから、現在の勢力図から見るのは正しくないんでしょうが、この勢力図で各国家がお互いや内部でどういう思惑が動いてるのか想像するのは面白そう。

こういう場合割りとアメリカの経済圏に入ることの多い日本は、オセアニア連合というアジア国家圏に含まれてますな。
そしてシドニーに開いている大穴。 よくよく見たら宇宙世紀の穴よりデカくないっすかね... 何が落ちたのか、何が爆発したのか... 地球に着いた時にちょっと行って欲しいですね。

ちなみに元アメリカなところはStrategic Alliance UNIONという戦略提携連合という地域性もイデオロギーも皆無なビジネスライクな国名になってますね。

元ロシア圏のARBRAUってのは、単語ではなく人名っぽい?頭文字を取ったわけではなさそうだが(それならSAUと同じ表記になるだろうし)

しかしここでシレッとクーデリアの政治的手腕の凄さに触れられてますね...w

9歳許嫁
親同士の決めた話なのでロリ扱いされるのは気の毒なところだが、どっちかというとマクギリスの雁字搦めにされた抑圧された現状を物語るピースですね>許嫁
どこかでフラストレーションが爆発するのだろうか... ガンダムで欠かせないマスクマンはマクギリスになるのではと思ってるんですが、その場合イロイロ弾けたキャラになりそうだ...

火星デントコーン
この時代で有機物からのバイオ燃料ってのはあまり進んだ感じがしないが、化石燃料のたぐいが火星にはないのかもしれない。
クーデリアが答えたコーンの値段は食用の価格(しかも知らなさそう)で、三日月の述べた価格はあくまで燃料素材なので、実際の食用コーンがいくらなのかよくわかんないっすな...
ちなみに通貨は「ギャラ―」な模様。

ありがとう
なんとなく素直に言えなかったクーデリアと、素直に自分たちに助けの手を差し伸べてくれた事へ感謝が言える三日月の対比が面白い。
クーデリアにとっても何かと辛辣だった三日月の意外な面を見た感じでしょうか。 そしてアトラが微妙に報われない雰囲気を...w が、頑張れ...! てかアトラは火星に残るよなあ...

遭遇
てっきりこの姉妹は当たり屋でもやったのかと思ったw
飛び出した子供を避けたのに、勘違いで締め上げられたのではまあ殴りたくもなるよなw

埋め込むタイプの有機デバイス
埋め込まないタイプも有るのだろうか?(他の陣営のガンダムはそれで動くのかな) ガエリオの反応はナチュラリスト的な感じ方っぽい。 この事実クランクさんが知ったらもう泣いてたかもしれんな。

怖い思いをさせてすまなかったね
というマクギリスの後ろで、今まさに怖い思いをしているビスケットの表情が面白い。
あの綺麗な包みのお菓子は一体どこに持っていたのだろうか... ギブ・ミー・チョコレート的な感じで現地少年少女の好感度対策で常備してたのかなあ...

やっと行きましたね...
駆け寄るクーデリアをとっさに引き込んで隠れさせたフミタンの洞察力。 フミタンがどういうスタンスなのかまだわからないけど、少なくともこの段階でギャラルホルンへ引き渡す真似はしない模様。

守っていく場所
マークが魚みたいとか、船が漁火とか、やはり鉄火丼なのでは...
マークのペイント、幕間でグレイズを足場に使ってましたね。

ウィル・オー・ザ・ウィスプ改め、イサリビ
マルバのオッサンあんな面しておしゃれな名前付けてるな。
名称は鬼火から漁火へ。
強襲装甲艦って結構物騒なシロモノだったけど、これにイサリビと改めて名前をつけるオルバは本当に「まっとうな」仕事をしたいと思ってるんだろうね。

次週「赤い空の向こう」
相変わらずの予告のゆるさである。
しばらく火星上での戦いになると思ってたけど、もう一気に宇宙へ行くのね。


| コメント(24) |

コメント(24)

  1. トウモロコシ…エンディングの光景は地球かと思ってたんですが、今回の火星の場所な感じですね。
    オーストラリアの大穴…あそこにはギャラルホルン本部があったりするのか、あるいはラスボスなガンダムが沈んでたりするのか(笑)。
    欧州がアフリカ圏、カナダがシベリア圏、となる段取りは、何か考えられてるんでしょうか。お嬢様と接触してる地球勢力はシベリア圏らしい、とギャラルホルンの人が言ってましたが。

  2. トドおじさん、鉄華団の結成を祝して自ら進んで花火になって下さるのですねw
    正直もう少し引っ張ってある程度組織内での地位を築いた上でやらかしてくれたら面白いだろうなぁ、
    とか期待していましたが、そこまで待てるほど本人も脚本家も気長ではなかったか

    とりあえず三日月は巨乳好きというわけでもなさそうなので、焦らず攻めましょうアトラちゃん

  3. ガエリオの阿頼耶識に対する拒絶反応も気になるなあ。

    それとも単に潔癖なだけかな?ピアスとか刺青なんかもダメな人なんかな?

  4. なんというか三日月さんは「必殺仕事人並みに戦いや殺人には躊躇しないけど社会的常識はある」のかなと思った。(なお幼女が引かれたと思った際は絞殺未遂)
    おっさんEDにもいないから来週あたり・・・

  5. なんというか三日月さんは「必殺仕事人並みに戦いや殺人には躊躇しないけど社会的常識はある」のかなと思った。(なお幼女が引かれたと思った際は絞殺未遂)
    おっさんEDにもいないから来週あたり・・・

  6. 櫻井の許嫁が9歳ってのにしばらく頭が支配されたままだった

  7. >>クーデリアのおっぱいが揺れたら速報が出た
    そんな美味しいイベントが!
    こっちはそんなことなかったのでちと残念です。

    マクギリスによれば捕獲が望ましいらしいので、クーデリア父も捕獲程度に考えていたのかな。
    それならば「お手柔らかに」という言葉も納得がいくし。

  8. マクギリスさんが持ってたお菓子は、本来、9歳の許嫁へのお土産だった?

  9. お菓子は多分、許嫁が9歳だって言ってたから、その子にあげるために持ち歩く習慣が普段からついてんでしょうなw

  10. ギャラルホルンの歴史(四つの経済圏に分かれたのはギャラルホルンの提案によるとのこと)についても英語で記載されていたね。
    2話でもクーデリアの経歴(大卒で経済と歴史で優秀な成績を収めた)が紹介されていたり、面白い演出だよね。

  11. いやいやマクギリスと三日月の出会いはシャアとアムロのオマージュでしょ。

  12. オーストラリアまた穴開けられてるぅ!!!

    というか、宇宙世紀の地図と概ね同じような位置なんですが
    これもしかして祭厄戦争=宇宙世紀の一連の戦争の延長線とかもあり得るんですかね?

    というかそうでも考えないとポンポン大穴開けられるOGに流石に同情を禁じ得ない…w

  13. ガチムチって普通に使う単語ですかね…w

  14. ∀を思い出すような牧歌的な日常回で世界観説明や各陣営キャラ掘り下げもあり、また山盛りの伏線にフラグと平穏ながらも情報量の多い回でした
    三日月は放映前は無表情な少年兵という映像から他者との付き合いが上手くない人物という印象でしたが、朴訥ではあっても人付き合いはよく意外なほどに相手の機微や心理を把握する能力に優れていますね

  15. >ガエリオの阿頼耶識に対する拒絶反応も気になるなあ。
    年末のアレに向けて日本中の腐った方々が嬉々として彼に異物を埋め込んでる事でしょうから、それを察して…。

  16. 出来る侍女フミタンはどこに繋がってるかがほんと分かりませんね
    色々な方が既に考察されてるようにOPでフミタンは陰で姫様とは違う方向を見つめてますが…はてさて

  17. >> 元ロシア圏のARBRAU
    地球儀で見れば、環北極圏ですね。海底資源次第では、けっこう裕福なのかも。
    アーブラウという音から、フロントミッションな印象を受けたり。

  18. トド、エンディングにいない?おやっさんの左隣、葉っぱの影の猫背のタンクトップ

  19. >アトラは火星に残るよなあ
    次回予告で「私も連れてけ!」と訴えている様でしたが、
    自分が三日月だったら「俺達の帰る場所を頼む」とか言って是が非でも置いて行きます。

    >ガチムチ
    マッチョはもう死語なのか…せめてでかい奴とかで。

  20. OPにいないくらい、なんだ。
    初代ガンダムのオスカとマーカー、オムルなんかも最後まで生き残ったし、途中で死んだリュウさんなんか最後までOPに居続けたんだぞ。

  21. 三日月はスイッチが入ると目がいって異常な行動を
    とるみたいですね
    普通は首締める前に双子の安否を気にするでしょw

  22. 化石燃料の原料はその名の通り生物の化石だというのが定説ですから火星に石油や石炭は無いでしょうね。火山活動もないので地熱発電も無理、クリュセは乾燥している地域のようだから水力発電も無理、太陽からはちょっとばかし遠い、エイハブリアクターも希少となると、カジュアルな燃料としてはバイオ燃料あたりが妥当なのかもしれません。核融合発電とかやっててもよさそうだけど……

    ロケットの打ち上げは赤道近くのほうが効率的ですし、軌道エレベーターがあるなら確実に赤道なので、地球でオセアニアやアフリカが主導権を握っているのも妥当かと思われます。

  23. >> あの綺麗な包みのお菓子
    自動車と背広姿からの想像ですが、クリュセで自動車はレンタル、背広は吊るしを購入、とか考えて、服屋のショーウィンドーの子供服の小道具にあったのを見て、婚約者への火星土産にいいかな、と思い付いて買っていた、という展開が湧きました(笑)。

  24. オーストラリアから苦情のひとつでも来そうなガンダム地図。
    元ロシア圏にグシオン、マンロディ。
    そこから南下して中華圏に向かうと百里、百錬の漢字名機がいるんだろうか。
    髪型、色でガルマ坊ちゃんを連想するガエリオ。
    専用機はプラモも出ないし、早々に退場するかな。

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