Gundam Reconguista
第15話:「飛べ!トワサンガへ」

「まさか地球人の中に伝説に言われてるニュータイプなんてものが...いるわけはないだろう!」

トワサンガの政治的状況
Gレコ名物、唐突に語られる状況説明、トワサンガ編。
とりあえずトワサンガ政府とドレット家についてはまとめて考えておいて良いと思う。
ドレット家はレコンギスタ作戦のために、宇宙世紀の技術が欲しい。 それを良しとしないレイハントン家が技術はヘルメス財団の一括管理によるコントロール下においた。

レイハントン家はドレット家から追われ、地球へ密航(ウィルミットはないと言ったが)。 その後の消息は不明。 その後ヘルメス財団は政府の管理下に置かれるも、設計図は渡していない?(恐らく)

そして、政府の動きに反対するレジスタンスも存在している。 意外とややこしいぞトワサンガの情勢。

ヘルメスの薔薇の設計図
姿を消したレイハントンの生き残りの消息は不明だけど、設計図の手引をしているのはこの生き残りであると見ていいでしょう。 目的はトワサンガが作戦を実行した時に対抗しうる戦力を持たせるため。
その実、Cアーミィもアメリアも宇宙世紀技術を取り入れたMSの開発には成功している。 設計図の漏洩がなかったらキャピタルのMSは全部レクテンだったろうし、アメリアもグリモアすら無かったかもしれない。

YG-111
G-セルフのコードネーム。 型式番号はすでにプラモに記載されてましたね。 YGはいわゆる航空機のYFみたいな試験機用のコードではないかと思われます。 制式がVGになるかはわからんけどw
不採用機、と言われてるが採用機であるモランに比べて劣ってるどころか性能差は歴然としており、採用されなかったのは性能面よりはコストあるいは政治的な色が強そうな印象ですね。

ラライヤ・アクパール
今回の話で立ち位置が地味にわかりにくくなった人。
経緯を追っていくと、軍で不採用になったYGを回された別働隊。 目的は先行して地球へ降りドレット軍の侵攻に合わせて行動開始する予定だった。
ロックパイもラライヤを知ってたようだし(ザンクトポルトでは上手い事顔を合わせなかった)ここまで追っていくと政府側のように思われたが、後半登場したフラミニアさんはラライヤの仲間でレジスタンスだという。
てことはレジスタンスの中でも軍に入り込んでる人間がいる、ということになる(YGを不採用にしたのもそういう人間の手引だろう)

となると、ラライヤが地球に降りてきた目的はひっくり返る。 ドレット軍に対抗するために降りてきた。
Gセルフが大気圏パックで降りてきたのも地上運用が主目的だったからですね。

アメリア軍追撃戦
追う方も追われる方も月への進行中なので、高速戦闘となっている。
トワサンガ側としては、戦艦に取り付くまで行かないといけないので結構大変だ。 そこで登場するのが移動と攻撃どちらも行えるアリンカト。 メガライダー的なSFSですな。
ロックパイくんは、アリンカトの火力どすげえばい、と調子に乗ってたけど、Gセルフがアサルト装備で出てくるもんだから優位性はほとんど生かせず爆砕、南無。

防護ネット
どこから出てきたのか、メガファウナが展開していた防護ネット。
機能的なギミックはわからないけど、ミサイルは自爆するしビームは拡散する優れもの。 どうもトワサンガにはこの装備は無いようで、ロックパイもビックリである。
これも薔薇の設計図由来の装備っぽいなあ。 正直トワサンガはもっとテクノロジー的に進んでる軍と思ったけど、今回の戦闘を見る限り、アメリア軍のほうが技術的には進んでる感じですね。

ニュータイプ
今週も更にキレが増していくベルリ。 動きのムダがなさすぎて恐ろしい。
顕著なのは反応スピードと判断力でしょうか、敵モランの動きから自分のサーベルがコクピットに直撃するのを予見してから、回避に切り替えてMSの手足のみを切断とかどんな反応スピードだ。 しかもGセルフはバックパックがない状態での動きだし。
なるべく殺さないように動いてたけど、牽制でぶっ放したアサルトの砲撃で一機直撃したのはなんとも皮肉よな。

このベルリの活躍を指して、ニュータイプという言葉を口にするロックパイ。 ∀ではニュータイプという単語は出てこなかったけど、まだ宇宙世紀地続きなRCでは伝説としては残ってるようです。
でもF91みたいにエースパイロット的な意味のほうが強そうで、ジオン・ダイクンが提唱したニュータイプ論が残ってるわけではなさそうだな―。

宇宙世紀の成果
宇宙用ジャハナムってのはなあ! とクリムくんノリノリですが、ジャハナムもやはり薔薇の設計図由来か。 宇宙専用としてはヘカテーのほうが適正が高いというのは、ヘカテーの方が設計図そのままで作ってみて、そこからジャハナム開発って流れなのかな。 最近強敵と戦ってないからクリムが調子乗りっぱなしだなーと思ってたら捕まっててワロタw

トワサンガ シラノ5
資源衛星に居住区がついた形。 ナンバーが割り振られてるということは他にも同じような衛星があるということか。 なんかSEEDのヤキン・ドゥーエっぽいなあと思ったり。 リンゴの話だと南側は田舎と言う認識らしい。 そしてレジスタンスのアジトもある。
正直もっと無機質な場所だと思ったけど、中は雑木林はあるし、居住区の民家も地球のものとそう変わらないように思える。 なんせGがいるくらいだからな... なんでGまで良作画なんだよ...

大きく映った月の表面、パネル上のものがたくさんあったけど、太陽光パネル的なもんでしょうかね? 

クリムの埃が上から降ってる、と言うセリフが少々気になるが、単に上に敵がいたってだけかな?w

明るい港
クリムはメガファウナが1番の港に入ったのが気に入らなかったのかな...
4番は明るいから、と言う理由で選んだようだけど、そこで罠が待ってたとか前回のミックの「バカだから明るいのに寄ってくるんだよw」の意趣返しだねこれ。

レジスタンス
隣のフラミーさんはレジスタンス。
ベルリの顔を見て即察したようですが、ようやくベルリとアイーダがGセルフを動かせる理由が明かされるわけで。

次週「ベルリの戦争」
予告バレの容赦のなさw いや放送前から監督自ら散々バラしてたけど(それどころか構想の時点でバラしてた)。
ここまで流動的に戦っていたベルリには転機になる話のようですね。


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コメント(9)

  1. 月のアレは運河の窓かと思ったけど違うんか
    今度こそカイラス・ギリをテレビでぶっぱするんかね

  2. ニュータイプ発言は意外でしたね
    ベルリのキレ気味に反応する様子が、カミーユを彷彿とさせてちょっと心配になってきました。
     
    あとラライヤさん、ますますララァっぽくなっていきますねえ

  3. ラライヤはムーンレイスだし、銀髪で褐色肌だし、金魚に執着するしで、かなりロラン・セアックを意識したキャラになってるな~と思ったら、既に某ガンダム板で議論されてたw。
    まあ、冨野監督も意識してやってるんでしょうね(だからと言ってラライヤの子孫がロランとか、そんな底の浅いことは考えて無くて、ギャブレット・ギャブレイみたいな洒落なんでしょうけどね)。

  4. マスクが足りなかった

  5. 塗り替えた赤モランが、一瞬ゴトラタンに見えた。
    あの盾は一体…展開してBFみたいにエネルギーを吸収した?
    >例のニュータイプ音
    「僕にライフルを使わせないで下さい!」の後、それっぽいのがアリンカトを察知して鳴ったような…
    開くと同時にGの群れが、ってどこだここ。
    しかも天才一味捕まる。ここに誘導されてきたっぽいな。

  6. 一番明るい桟橋を選択して捕まるとはw
    前回のやはりバカだ!光に飛び込んでくるのは虫だけだろ!って台詞がブーメランになりやがったよ

  7. 放棄された試作機より制式採用機の方が上だ!というのはよい認識だ…フルボッコにされましたが。Gセルフの存在は随分と周知されてそうですが、月の人たちはG系統よりモランみたいなキワモノ風なのがお好きなのでしょうか。

    天才一味の捕まりっぷりは慢心してたにしてもあまりにも酷かったので、もう少し罠らしいものを仕掛けておいて欲しかったものです。

  8. 来週はベルリの父親が誰なのかもわかるのかな?

  9. マスクが一話出ないだけでこんなに物足りないとは思わなかったです

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