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最近メカアニメが全然なかったので、メカ分超補給。

すでに小説で完結してる作品なので、ただ単なる感想なんですが、ネタバレは以下略

やはり、宇宙世紀は「空気が違う」と思った作品でした。


スタークジェガン超かっけえ…
かつてあれだけ活躍したジェガンがあっただろうか、いやない。
他のジェガンはいつも通り瞬殺の目にあってたんですけどね。

戦闘描写は小説に非常に忠実に作ってますね。 あれだけ細かく描写してるんだから、やりやすかったのか、かえってやりにくいかは分かりませんが、文章読みながら「こんな感じ?」と思い浮かべてたことが見事に映像化されていたと思います。 イヤそれ以上だった。 特にクシャトリア。

今回ビームの表現が面白くて、CCAは「ビーム粒子をぶつける」だったことに対し、レーザー上のビームを照射する形になっています。
コレの効果が出たのはギラズールと撃ち切り裂くリゼルや、ファンネルに分解されるジェガン、切り裂かれるロトってところ。
あのリゼルは、ギラズールの気迫にビビってビーム兵器を「使ってしまった」が故に点で撃ち抜くのではなく、ロックオンするまでの銃口のブレが帯状のビームとなり、ギラズールを切り裂いた。
演出意図が面白い。

リゼル隊がギラズールに仕掛けてた一撃離脱戦法って映像にするとエグイかったw

ロトの肩でバズーカ構えるダグザさんはロトに付きませんか。

今回の戦闘はほとんど量産機がメインだったんですがどれもよく動いてて何回見ても飽きませんねー
早くロトとリゼル隊長機欲しいお…

コクピット内の描写は「今逆襲のシャアの時代を描くとこうなる」というのを遺憾なく作りこんでますね。 コクピット内のCG描写(クシャトリアのバインダーなど)は今だから描いてる感じでしょうか。 やっぱリニアシートいいわ-。

クシャがファンネル展開した時の、スタークジェガンのコンソールパネルの表示のターゲット表示が18くらいあるのがワロタw 絶望的すぎるw

爆炎の中起動するガンダムは狙いすぎな感がありつつも超カッコいい。 でもこの描写でガンダム起動するのって、SEEDだけなんよねw

キャラクター描写は心情描写はかなり吹っ飛ばされていますが、バナージたち以外深く描かなかったことでロンドベル隊の強襲の混乱がよりインパクトの有る形になったかとおもいます。 でもリディにセリフ一つないとは思わなかったw

キャストもいい感じにハマってる感じかなあ? 若い連中には若手使ってるみたいだけど、おっさん連中にはしっかり実力者配置してるから、重厚感ありますね。 サイアス・ビストに永井一郎使うのは飛び道具過ぎるww レビルデギン公生きてたのかw(違

個人的には1,2巻で存在感殆どなかったミコットが案外と目立ってた気がします。 ていうか小節読ん出るときは「何このビッチ」くらいだったのに、アニメ用のデザインが可愛らしくなってたからか、声が戸松遥だったからか、一番イメージ変わったキャラかも。
タクヤはいつ「バスカーッシュ!」って叫ぶかとry

結構ボリュームのある1,2巻を60分ほどに収めてるため、細かい状況描写がかなり飛ばされちゃってるんだけど、予備知識無しの人は把握は出来てるのかやや心配ではあります。

特にオードリーがコロニーの人工太陽にさらされる件や、プチモビがコロニー内壁に着陸するシーンはあたりは、スペースコロニーのお約束を知らないとワケワカランシーンになりそうですねw 
この辺小説は逐一説明が入ってるからわかり易いんだけど、アニメで同じことやるのは冗長になっちゃいますしね。

小説読んでない人向けに、少しだけ解説入れると、オードリーが吹っ飛ばされたときはコロニーが「夜」だったため、太陽に火が入っていなかったんだけど、「朝」になると人工大量が発熱を初めてしまい、近くにいるオードリーが丸焼けになるところだった。 と言う話。

補足すると、バナージがオードリーを発見してから駆けつけるまでの時間があっという間に感じますけど、人工太陽周辺はコロニーの中心地なので、0G状態なためオードリーはコロニーの内壁に流れることなくバナージの到着まで漂ってたということになります。

プチモビ着陸もこれに関連する話で、内壁部は1Gを発生させるために高速で回転しており、その高速で動く地面に対して着陸したためにあんな派手な事になったわけですね。(00でキュリオスが人革連コロニーに侵入したときに回転同期してたのも同じ理由)

他にもロトやロンドベルたちの行動も、アニメではほぼ謎になっていますが、これは2話以降説明が入ると思う。 気になる人は小説読むと良いです。
アニメ見てから、小説読みなおすとよりイメージしやすくなってるので、副読本的な意味でも読んだ方がイイかなあ。

BDには英語音声が入ってるわけですが、あまりガンダムを英語で見ることが無いので、ちょっと新鮮です。 あと、独特の言い回しがどう英語に翻訳されてるかとか見てて面白いです。
袖付き→「Sleeves!」とか

しかし、英語音声で聞くとお馴染みのビーム音もアメリカンな感じがする不思議…
日本語「ビシューン」 英語「ビショォォォン」

劇場では00劇場版の予告が入ってました。 アレはたぶん年末のイベントで公開されたやつかな?
BD-LIVEでも見ることができるので、家でスロー再生で見れますw

BD-LIVEには2話予告もあったけど、秋公開ってだけでフル・フロンタルの一枚絵だけでした…

作画も動画も純国産?(スタジオ単位だとわからないけど)なだけあって、最初から最後までハイクオリティでした。 このクオリティのOVAオリジナル作品のBDが60分5040円って、今の日本のアニメだと破格ですよね。 ガンダムだからこそなのかな。 二巻も楽しみです。

--Amazon--

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 1

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コメント(20)

  1. あぁ映画で見たいなぁ。でも行く暇がぁ
    今期は見たい映画が多すぎる

    それはともかく
    >サイアス・ビストに永井一郎使うのは飛び道具過ぎるww 
    >レビル生きてたのかw(違

    ファーストで永井一郎がやってたのは「デギン・サビ」かと。
    (レビル将軍は「池田勝」)

  2. この間の銀魂で頭の中が入れ替わってましたw

  3. 永井一郎さんにはガンダムのナレーションをサイアス・ビストがやっていたというイメージで演技してくれと依頼したそうです。

  4. デギンは劇場版の柴田秀勝氏のイメージが強いなあ
    波平はナレーション以外やってたっけ?くらいのイメージw

  5. ネタバレが怖いので最初の数行しか読んでませんが、すごくよさそうなのは伝わった(゚д゚)
    Amazon、3,729円か~確かに破格ですね・・・

  6. 小説版はまったくの未読ですがこれは映像で観てから読もうかな?
    まあホントに「ロボットアニメ」が氷河期とも言える現状でUCがどう頑張れるか今後が楽しみです。
    ただUCのヒットで今後のガンダムの展開がUCの様に劇場公開→早期の映像ソフト発売って流れにもなるのでしょうかね?(まあ今のTVの現状ではガンダムでもTVシリーズが困難って見方もありますし)

  7. 確かにミコットは可愛くなっていた。バナージは強すぎるだろと思った。原作にはない
    マリーダあのシーンでワロタ。
    次巻が楽しみ。

  8. 過去0080~0083や08小隊、エンドレスワルツとかやってた時期もありますし、あくまでTVシリーズの合間じゃないでしょうかね。 UC長い作品になりそうだから、並行してTVシリーズもやると思いますよ。

    なんでOVAだけじゃファン層が増えないし。

  9. ロボットアニメ・・・真マジンガー以降ありましたっけ?レベル。

  10. クシャトリアじゃなくてクシャトリヤだと(ry

  11. 小説未読、ガンガンNEXT+の知識だけで見に行きましたが、問題なく楽しめましたよ~
    後から小説2巻分と知って驚きました。

    マリーダさんがかわいかったので、帰宅後アマゾンでぽちりましたw

  12. クシャトリアへのツッコミはあるのにサイアスへのツッコミが無いとか…
    サイアム・ビストですよw

  13. 素晴らしい出来です。眼福でした。

    この素晴らしさの1/10でもロボット魂に分けてくれれば良かったのですが・・・

  14. 本当の宇宙世紀を見れた事無いのでこのUCは是非見てみたい作品ですね。
    以前ファーストを見てみようとした事があるんですけど映像が古すぎて挫折した事があるので。
    福井春敏作品は好きだしいい機会です。

  15. 最近、原作が角川文庫とスニーカー文庫で出てるのを見かけましたが
    文庫サイズになってるからかなりスリムでしたねぇ。
    最初からそのサイズで出せるなら出してくれよ角川ェ……

  16. 朝イチで映画を見に行って、魂震えて直ぐに自宅でBD復習。
    凄い至福な時間ww

    この30年間のビット・ファンネル・ドラグーン・ファングなどの系列の描写の中で、
    一番カッコよかったなー。
    あの1機に複数のファンネルが一斉にビーム発射の映像が素晴らしい…(過去にもあったと思うけど)
    あの後プラモ屋に行ったら、クシャトリヤがどんどん売れて行ってたなw

    そしてオードリーの可愛さが異常。あの唇、ホントに異常。
    ホットドッグぐらいオジサンがいくらでもこうちゃるこうちゃる!

    映画が小説のダイジェストになることもなく、小説が映画の副読本になる事もなく、
    どちらもちゃんと作品として高レベルで成立していて、
    さらに相互補完すると極上の楽しみとなる。理想的な関係ですよねー。

    だからこそ、秋まで待つのはツライ…。

  17. 設定が固まってるせいかいわゆる「未来の生活観」がすごいですよね。宇宙に人が住む時代ってこーゆーのだって納得できるのがUC世界とそれ以外のガンダムの違いのような気がします。
    あと、人の死に方の描写が秀逸すぎる。いきなりコロニー内でMS戦発生ってのはF91やSEEDでもやってましたが、エグ過ぎるけどありそうな感じがなんとも。
    生徒かばって蒸発した先生とかみると「こんなの人の死に方じゃありませんよ!」って説得力ありすぎると思いました。

  18. HGUCリゼル発売を機に小説を読み始めていたおかげで、問題なく観れましたが…
    あの1カットだけだとオットー艦長が歴戦の勇士っぽく見える(笑)

    しかし…何年後になるか分かりませんが、巻が進んでブライトさん登場となった時、
    キャストが誰になるかが気になりますねぇ

    小説が最初あのサイズだったのは、多くの人に読んでもらいたい為にマンガと同じ扱いで流通させる為…てな事を聞いたような

  19. ビームサーベルがオートパワーオンじゃなかった矛盾以外は完璧だと思う。
    これは紛れもなく「ガンダム」で、やっとただのアニメじゃないガンダムが帰ってきた感じ。

  20. アニメ用のイラストだと艦長と副長に違和感があったので、小説からの身としてはそこが不安。レイアムさん別人じゃないですか?

    >ブライトさん登場となった時、キャストが誰になるか
    天津飯は緑川さんでしたが、ブライトとなると…

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