e-flick.net 機動戦士ガンダム水星の魔女

e-flick.net Mobile Suit GUNDAM Witch from MERCURY Realtime Review

「目一杯の祝福を君に」

「お母さんの選択を、私は肯定します」

「目一杯の祝福を君に」

第二射までの時間

エネルギーインフラという以上、一発撃って終わりなはずもなく、充填できれば再照射が可能。

とはいえその後のやり取りから1~2時間以上の時間的猶予はあったと思うのだけど、MSの発進が早い。 というかどういう配置だったのであろう...


スレッタの限界

救援が来た段階で、スレッタも限界、このときのキャリバーンが胸をかきむしるような動きになっており、スレッタの苦しみがそのままキャリバーンに反映されてる(人機一体になってる)のがよくわかります。

この後、パーメットスコアどころか、MSから降りてもDSの発光が消えない現象、プロローグで社会問題になっていたデータストームの後遺症と同じことがスレッタにも起きつつあるのがわかります。

これをロウジくんのハロは情報的熱学エントロピーの増大と診断、ニュアンスはわからなくはないがつまりどういうことなのかピンとこない。 Wikipediaの記述を読んでわかった気になろう。


お茶を入れてくる

緊迫してる事態だからこそなんとか日常要素入れて落ち着かせたいアリアさんの気遣い(というかもう地球寮メンバーに手に負える事態じゃない)


ミオリネ代表、ここまでです

やはりゴドイたちが来ると瞬く間に制圧されてしまった、ある意味よく死人が出なかったよな。 弾切れして早い段階でケナンジが降伏したのではないかと思うが。


推進制御の肩代わり

エリクトが応答しないのは、システム的な面だけでなく、身体的な意味で駆動系が機能していないので、キャリバーンに肩代わりさせる、まあ心臓マッサージみたいなニュアンスの作業かと思います。 一体化してるからこそ、機体の方を動かせば救命できると言う考えか。

実際のところクワイエットゼロにエアリアルが運び込まれた時、「DISTREBUTED PROSESSNG SYSTEM(分散処理システム)」が稼働中と示されており、自己修復的な機能は動いていた模様(これが持続コードか?)。

まあこのシーン、地球寮メンバーがエアリアルと一緒にいた仲間だよってアピール演出のほうが意味合いとしては強いですね。


お前たちを許したわけじゃない

なんかまだ拗らせてるが、地球寮側からしたらマジ意味わからん怒りを向けられてるからマジコワイ。

グエルがフェルシーから端末を受け取ってるように見えますが(逆にも見えるが...)フェルシーのディランザをグエルの端末で起動できるようにコードを渡してるのかな。


交戦命令は受けていない

良くも悪くも一枚岩じゃない宇宙議会連合、艦隊司令と理事会間に齟齬が発生。 議会連合としては、スレッタたちの判断がわからないので、エアリアルとクワイエットゼロに返すのは見過ごすべきではないと思うのだけど、それ以上に上層部への不信感が勝った感じでしょうか。

この最後の突入もグエルがエスコートしていて、ホント面倒見良いよなグエルw


母の思い

データストーム汚染はプロスペラの体も蝕んでいた。 プロローグで逃げた後の無理がたたったのか、水星での環境で悪化したのか。

「それぞれの場所で幸せになる」 このセリフが結構重くて、プロスペラの望みは、エリクトと共に幸せになることではなく、エリクトが幸せになれる場所を作ることで、その場に自分がいることを勘定に入れていない。 プロスペラの幸せは娘が幸せになることで達成される。 先の長くない体で願ったのは復讐ではなく、エリクトの幸せだった。


「また困ってる?」

まさかの四号くん再登場。 この後精神体で出てくるメンツと四号の状況は異なっていて、本人のセリフの限りではクワイエットゼロには強化人士のオルガノイドアーカイブが組み込まれている。

オルガノイドとは人工臓器的なもので、ここでは恐らく耐パーメット人工中枢神経(装置?)の事を指してるのかと思う。

死の直前のことまで覚えているので、処理後に残されたか直前で取り除かれたか、ベルメリアが保管して組み込んだのでしょう。 最終的にエリクトがホッツさんに憑依してたのも同じ理屈なのかも。

なので、青パメの痣は四号にしか現れていない。

他の連中についての考察は後述。


前回クワイエットゼロを止めたのは...

エリクトと意気投合した四号が止めた、ということになる。 彼もスレッタに伝えたい言葉があるからな。


私欲張りだから

進めば二つなんて些細なことは言わない、奪えば全部ゥ!の精神でガンビット強奪(してない) キャリバーンにそれっぽいハードポイントがあるので予想されていましたが、やはりあったビットオンフォーム。

しかしキャリバーンは最初からビットオンフォームを想定されていたのか、しかも各機体でレイアウトやビットの形状も違うのに、なぜエアリアル改修型のビットはそのまま装着できるのか、色々謎が尽きません。

あと、キャリバーン使用時は、ガンビットのカラーが全機真っ白になるようですね。


虹色のパーメット

どこかでスレッタアイドル回があって、曲に合わせてエアリアルが7色に光るのではないかとか与太を思い描いていたが、ここで来た。 キャリバーンのアンテナが、スコア発動時も光らないままだったのに、虹色には光るのは上手いこと引っ張った感あるなあw

ところでこのキャリバーンの合体バンクは大張さん担当だと思うw

この時発生した虹色のパーメットウェーブの効果範囲が全てスレッタの知覚範囲内になっている(なのでレーザー砲が発射間際なのも感知した)


連合の動機をなくせば良いんでしょ

ミオリネたちの視点からは、スレッタとキャリバーンが何をやってるのか皆目不明なんだけど、今のスレッタの警告でミオリネには何をすべきか全て伝わっている。 愛だよ愛。

名目として、議会連合がベネリットグループを糾弾しているのは、テロ組織関与の疑いにかこつけたグループ弱体化と破壊兵器たるクワイエットゼロ。

なので、前者をベネリットグループ全体の責任として、グループの売却と解体を宣言。 シャディクとの取引は、シャディクがそう証言すればグループ全体責任になるので、個人の罪状がなんぼか免責されるので「悪い話じゃない」と言ってたわけだが、シャディクはクワイエットゼロの責任も負う選択をした。 その結果は...

この超広域通信、プロローグでナディムとエリクトがやってたやつですね。 L4から月どころか地球まで届く。

ナジがメモリ割ってたのは、シャディクから「なんかあれば公表してベネリットグループにダメージ与えろ」と渡されてるデータではないかと思う。 そのベネリット自体がなくなるので不要になってしまったが。


私たちの資産は...!

L4宙域復興業務は飛ぶは、ペイル社は解体されるわ、ここまでほぼ無傷だったペイルのオバサマ方大打撃。(個人資産もほぼ会社関係だったんだろうなw)

しかしこの四人、思ったより裏がなくて、ただの銭ゲバだった感じか。 まあ世界征服企む系の人たちではないが、もうちょい何か欲しかった。

エピローグで四人揃ってお茶会してる姿は面白みがあったが、それで済ませるべきなのかは難しい、肌の色がそれぞれで共同CEOのときは無個性を装うために統一してたんだろうね、統一しきれない個性が溢れてたがw

ただこのミオリネの宣言で資産が飛んだ人は、この四人どころではなくグループ全体なわけで大失業時代が到来してしまった。

そういえば株式会社ガンダムはベネリット傘下ではないので(デリングが投資してるだけ)この宣言でも解体されることはないんだよね、ミオリネさんきたない...w


止めてみせます!

GUNDアームオーバーライドされて、勝手に出ていくファラクトとシュバルゼッテ、もはやホラー。 一応ファラクト持ってきてたんだな...w

四機の友情エネルギーが奇跡を起こすみたいな雰囲気だが、ほぼほぼ初対面の人たちなので、素直に感動するべきなのか判断に困る絵面だ... どうせならどっかで保管されてるルブリスウルも駆けつけてほしかった。

四機のガンダムによるデータストームはL1宙域のレーザー砲まで届く、クワイエットゼロがあんなクソデカ要塞と2000機くらいのガンドノード使っても、コアユニットなしでは要塞周辺がせいぜいなのに、虹色パーメットならガンダム4機でL4からL1まで届くのだから、デタラメだよなあ。


あの子達のところに戻るんだ

この空間で登場するナディムやカルド博士は、エアリアルが記録した人たちのように思われるところですが、このデータストーム空間は死者との対話を可能にしている空間に思える。(ナラティブでやろうとして出来なかったこと)

プロスペラがエリクトの精神体と向き合った時、驚きの表情だったあたり、彼女の目的にこの空間での再会は考えていなかったんだろうな。 スコア8で声は聞くことは出来ても姿を見ることはなかったのか。

しかし「あなたに何が」まで言いかけた時は、かなり本気で苛ついてたんだろうね。


パーメットが粒子レベルまで分解

パーメット粒子は、ガンダム過去シリーズのトンデモ粒子の総合的存在だとは思ってたが、月光蝶まで兼ねるとは思わなかった。

パーメットはフレームや装甲材にまで使われてるからか、はたまた危険なガンダムとクワイエットゼロを選択的に分解しているのか、ヤベーもんは残しておけないという気合を感じます。 シュバルゼッテはやり遂げた雰囲気あるけど、ファラクトは「俺消えんの!?」みたいな顔に見える。 まさか二期一回しか戦わないとは...


サッサと返事しなさいよ

大河内的にここでビターエンドに終わりかねないので、ドキドキの一分間。(脚本会議で絶対揉めただろう)

ここでF91のオマージュしてくるとは思わなかった、そういえば百合の花が映ってましたね。 なおこの構図も度々オマージュされる、SEEDの最終回とか。


3年後

一気に時間は3年後まで経過。 ニカは年少送りで刑期を終えて出所。 空がフロントですね。 迎えに来てたメンバーは学校を卒業してるからか皆私服。

ロウジくんはブリオン社が解体されたから、株ガンダムに入社したっぽいがチュチュとコンビになるのは意外だったw キレ散らかすチュチュに全然ビビってないの笑うw

5号はやはりあの絵の場所を探してるが一向に見つからないが、その顔のままで大丈夫なんだろうかw 5号は道中記作りやすそうだから、旅先で事件に巻き込まれたり困った人を助けたり地球を旅する外伝やってほしいなあ。

シャディクの「さようなら」は公判でどのような判決が出るか暗示してるセリフですね。 まあ彼の場合極刑上等だったろうが...

ペトラは命は助かったが、右足は義足になってしまった。 3年後でようやくGUND医療のテスターまでこぎつけたが、スレッタが抜けちゃったのは痛手だったろうな。

そして最後の最後で美味しいところを持っていった本物エラン、ベネリットグループ解散ということはジェターク社もブリオン社もアスティカシア運営も含まれるわけで、それの立て直しに尽力したのが本物エラン。 さすがMS操縦以外超級の男。

本物エランをヘッドハンティングしたのは誰だったのか、考えてみたけどヘッドハンティング出来る人物が限られるので、セセリアが濃厚。

では何故セセリアが本物エランをヘッドハンティングしたのか? セセリアはベネリっとを解散させる話を事前にミオリネから聞いていたと思われる、当然ブリオン社も含まれるわけで、その回避策として、持ち株100%の子会社を作り、そこにエランを就任させ資産移譲、持ち株売却でグループから離脱...という計画倒産時によくやる手段だったのではないかと思う(違法スレスレ?)

復興したアスティカシア学園、よく見ればMSも学生の制服も変わっている。 トレーナーの機体がジェターク製っぽく見えるので、学園指定のMSをジェターク(正確にはグエルが新興した会社だろう)に斡旋したり結構恩があるんだろう。

形部一平氏デザインのMSだそうなので、ジェターク社製の模様。

そしてセセリアが超有能秘書やっててわろた。 しばらくこの二人に頭が上がらないグエルはこの先大変だなw

ガールズもなんやかんや釈放後はミオリネのエージェントを努めている、多分地球担当? シャディクが言っていた「ありがとう」には彼女らのことも含まれているのだろう。

デリングが出ていたニュース番組のテロップはクインハーバーとクワイエットゼロの被害者遺族たちの事が書かれている。 プロスペラの罪は、発端でもあるデリングたちが肩代わりする形で相殺なのかな。 被害者側の納得は別だろうが...

クインハーバーで訴えてる母親のボードには「ガンダムは子供の命を奪った」と書かれている、プロローグでも同じ訴えを見た。 意味合いは少し違うが解決までの道程は長い。

そしてシャディクの目論見通りにグループ解体しても、戦争シェアリングがなくなるわけでもなくまた宇宙に利益が吸われていくと言う変革の難しさ。


スレッタとエルノラ

黄金のライ麦畑。 頭が半分白くなったエルノラは足が効かなくなっただろう以外の様子は図りかねますが、「ここが気に入ったみたい」と言う言い回しからも、だんだん意思の疎通ができなくなっていることがうかがえる。

顔にパーメットの痣が残るスレッタは、しばらく後遺症で不自由していたのだろうが、ミオリネとともに左手の薬指に光る指輪を見逃さない我々である。 見せ方がさり気なさすぎるのだ。

そして謎のキーホルダー生命体になったエリクト、本人も謎な存在w 元は普通のキーホルダーだろうから眼が光るところから謎なんですよね... 「僕たち」といってるので、ガンビットたちもあの中にいるのだろうか。 ミオリネは首元にコネクターつけてたけど、あれGUNDの通信機なんだろうか?

あとゴドイさんの正体が結局謎のままだった、エピローグにも登場しなかったし... 最後まで裏切らなかったので義に厚い人なのだろう、どこかでスレッタたちを見守ってるのかもしれないと思ったところで、スレッタもまだ体は不自由な状態で母親の世話も苦労するだろうし、マーキュリー家で家政婦やってる可能性、皆で帰ったらフリフリのエプロンしてご飯用意していて欲しい。


水星の魔女完結!

そんなわけでTVシリーズ24話完結お疲れさまでした。 閃光のハサウェイで映像クオリティのレベルを底上げして、そこから見落とりしないレベルでTVシリーズはかなりの驚きでした。

惜しむらくはせめてあと1クールあれば、もっといろんな方面の掘り下げが出来たのにもったいない感がある。(これはGレコのときも思ったが) 特にパーメット関係がなんか便利すぎる印象が強すぎて終盤結構力技だったと思う。 反面「こういうのは見たかったんだよ」的なポイントはおえられていて、「今に受けるガンダム像」をしっかりお出ししてきたのは、今後のシリーズにも期待が持てるように思う。(ただあまり間を開けないでほしいがw)

期間限定で復活していた当ブログも、ただのガンプラおじさんに戻ります。

次のガンダムシリーズでお会いしましょう、またねー。


 

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