第10話「イオマグヌッソ封鎖」
「ニュータイプに正しさなどいらぬ」

核の冬
イオマグヌッソ完成の折にベルガミノがこう発言しているわけだが、この核の冬とはCCAでもアムロが言ってたやつと同義で、コロニー(もしくは隕石)落としによる地球荒廃のことを指していると思われますが、ただ違う点として、正史では核の冬と呼ばれるほどの気候変動には至っていなかったと思うのですが、GQ世界のコロニー落としって一個や二個ではないということなのだろうか...?
前回マチュが地球に降りたときにそのへんのインフォメーションは欲しかったように思いますね。(今の地球はどこも冬のようだとか)
ソーラレイによる太陽光照射は、寒冷地域に対して気温上昇を促す仕組みに思えますが、根本的に解決するのかそれ?
私と会うのがよほど恐ろしいと見える
これは事実そうだと思われる。 ビグザム4機も連れてくるし、会合もキシリア一人に対してギレン派は三人同席、ジフレドの候補生にも口出ししてるし、果てはビグザムを22号機まで作ろうとしてる。
偏に妹の反乱が恐ろしいからであろう。
暗殺に関してはどうだろう...違うと思うんだがキシリア様めっちゃ睨んでるからな...ギレン総帥もマジ怖かったと思う。
ギレンが引きこもってるのは、コロニー落としで人類半数を殺したことが恐ろしくなったからと言われてるが、そんなタマだったか~~? とは思う(せっかく減った人類ですとか言ってるくらいだし)
まあ我々が知ってるギレンは一年戦争までなので、その後に黄色い服の悪霊に取りつかれたのかも知れません。
デギンの葬式
デギン公もソーラレイの餌食になってないなら存命ではと思ったら、没していた。 キシリアが言うにはギレンの暗殺によるものらしいが戦勝した時点で殺す理由はあまり思いつかない。
生き残るためといってたので、デギン側から刺客が送られたか?
戦勝祝でギレンが調達した餅でお雑煮作ったら、喉詰まらせて乙っちゃったとか、そんな悲劇的な事故だったのではと思うところですが、もはや身の潔白を証明することも出来ないので、まあギレンの仕業と...
今回のギレン暗殺でザビ家はキシリアとガルマ(多分死んでない)とミネバ(多分生まれてる)が残ることになる。 もともとキシリアはガルマにジオンを引っ張ってもらおうと考えていたわけですが、GQのキシリアは自らが女帝になるつもりっぽいですね。
イオマグヌッソ完成まで何ヶ月?
キシリアが資金調達してから程なく完成しており、9話からそこそこ時間が経過してるようですが、TVの中継で宇宙世紀85年の歴史と言ってる点から、まだUC0085であるのがわかります。
最長で5ヶ月、最短でも1ヶ月ほどの経過時間でしょうか。 まあこの世界この手の建設スピードめっちゃ速いからな...
国際指名手配のお尋ね者
マチュの嫌疑に対して、ジオンは口利きをしてくれないらしい、中佐も協力させるならなんかこうなんとかしたれよと。
ソドンはシャリアの特殊部隊と言われるくらいなので、中佐の計画をクルーと共有してるのではと思ってたのですが案外と共有してない。
となると、クルーからは「サイド6で拾った指名手配犯の女子高生がニュータイプだったのでガンダムに乗せてる」だいぶヤバいおじさんに見えているわけだ。 艦長が呆れ顔になってるのも仕方ない。
しかしクルーからすれば、この後の展開は何も予想出来ないというか、そもそもシャリアが仕掛けたとしても何も知らされないままつきあわされることになるのはなかなかに気の毒な人達だと思うw
マチュの変化
地球でララァと出会ったことで、色々と考え方が変わったか素直になっている。 コモリ側もだいぶ態度が軟化していて、ジオンからパイロットスーツも支給されているし、希望すれば艦内服も貰えそうなところ、自身の私服をずっと貸してたりする。
クルーとも仲良くなってる描写があれば良かったが、そこはあえて仲良くさせなかったのかも知れないなあ。
この様子ならタマキさんにも無事を知らせるメッセージくらいは送ってそうだが?
赤い彗星さんの友達
ジークアクスがキケロガに触れている部分が光っていますが、これはガンダム名物接触回線の描写(skin to skinと表示されている)。 無線が使えないミノフスキー粒子化でも通信ができるのがポイントなのですが、傍受できないので事実上秘密回線としても機能している。
ここでマチュは中佐に対して「なんでザビ家を守る仕事してるの?」と質問してるわけですが、この質問で中佐はシャアの正体や目的(これは公にされていない)をマチュに伝えているが、中佐の作戦(ザビ家同時殺害)は伝えていないのがわかる。
木星船団
何となくこの木星船団の事業は連邦やコロニー国家合同事業と思ってたのですが、ジオン独自で運用している船団もあったらしい。
シャリア・ブルの旅は正史でも謎でしかないので、GQで語られたことが正史でも起こっていたかはわからない。
エラーがなぜか突然回復したのは怪しさ満点ですが、本来は起きなかった事故だったのかも知れない。 真相は明かされることはあるのだろうか。
しかし、人の心を読めるシャリア・ブルにとって、絶望に包まれた船団は地獄の日々だったろうな...
彼と私は似ている
「だから惹かれた」のときのマチュがトキメキトーンだったのに、その後の「空っぽのあんたと」がえらい低いトーンで草。 JKにはなー恋バナのほうが重要なんだよー!
シャリア・ブルはシャアを責務と野望を詰め込んだ器のような存在に見えたから、その重荷を少しでも背負って自由にさせたかったのでしょう。
まあ、自由になったらグラサンかけて土方やったり、金色のモビルスーツ乗るんですけどね、その人...
このシャア評はガンダムUCのフル・フロンタル像が上手く捕えていて、フル・フロンタルがシャアとしていかに理想的な振る舞いをしていたのかわかります。 この二人を対談させてみたい。 絶対揉める。
しかし、この時のシャアって、正史とGQでは中身が随分違っているはずなんですよ。 GQシャアはイケイケドンドンの無敵で、やるぜやるぜオレはやるぜサビ家を倒すぜと自信満々だったけど、正史シャアはガンダムに勝ちてええ~~~が頭の7割位で、2割位が昨日のララァとのえっち良かったとか、残りでザビ家への復讐くらいだったはずなので、「まあ、頑張れば良いことありますよ(意訳)」くらいの応対だったのでしょうね...
託された銃
シャリア・ブルが必要としなくなったのは、彼はこの先どうあっても自由のまま生き、後悔なく死ねる覚悟が出来ているから、自決のための銃を必要としなくなったから。
この銃をマチュに託したシャリア・ブルの想いはちょっとわからない。 自由が失われると思ったら自決しなさいとかそんな覚悟決まったことではないとは思うが...w
同様にニャアンにはキシリアから、生き抜くための力として銃を渡されている、こっちはシンプルですね、自分を脅かす敵をこれで排除しろ。
お互いこの銃を誰に向けることになるのか。
今日の作戦は長くなるかも知れない
このセリフ、キシリアの決起を意味してるわけですが、この時点でシャリア・ブルが出し抜かれてるのがわかります(帰投時にいよいよ明日ですとか言ってる)
しかし、シャリア・ブルが仕掛けるならまさに二者揃う今回の会談のタイミングだと思うのですが、どういう作戦を立てていたんでしょうかね中佐...
カオマンガイ
なんか今、タイでめっちゃバズってるらしい。
これを雑に「チキンライス」と言い換えたエグザべくんのノンデリ具合が光る。
極めて塩対応だったわけですが、ここでニャアンがデレて「良いですよ、帰ったら一緒に食べましょう」なんて言おうものならイオマグヌッソもかくやと言わんばかりの巨大死亡フラグが建立されてしまうところだったので、塩対応で良かったのかも知れない。
多分来週中佐とやりあっても生き残れる。
ただ、思い返してみて餃子があのざまだったニャアンの料理なので、カオマンガイの状態もなんかお察しd(襲来するエスビット)
チャップマン大将とセシリア秘書官
チャップマンは小説版に出てたらしい。 セシリアはいつもギレンの後ろにいたナイズバデー秘書官の人ですね、髪型変わってるけど。
正史のセシリアはあまりキャラが出てませんでしたが、GQのセシリアは5年間ギレンをヨシヨシし続けた結果、かなり増長しており、大将相手に軍事的な妥協点を述べたり、チャップマン側が秘書官殿と謙ったり、キシリア相手にも諫言をかけたり結構な尊大ぶりを発揮していました、おもろい。 キシリア様も「はよ死ねよこいつ」とお思いだったことでしょうw
ギレン・ザビ
あまりに出てこないので、このまま出てこないのではと思ったら出た、しかもCV山寺宏一だ。 ギュネイだよギュネイ。
正史ギレンはギラギラした深謀ある悪役でしたが、GQギレンはあまりそういう感がなく、革新的なことに興味がないというか保守的な印象を受けましたね。 特に人の革新など自然に任せれば良いとは正史のギレンからは出てこなさそうなセリフでした。
これに対してマチズモ(マッチョイズム=男性優位社会)的だと切って捨てたキシリアの苛立ちは最高潮だったでしょう。
まあ正直ギレン暗殺は、シャリア・ブルが血相変えて飛び込んでくる&ギレンの足が浮いてるで演出できちゃう話なので、ギレンに声を当てて登場させたのはファンサービスなのではないかと思ったり。
ギレンを暗殺した毒は、シアン化合物か一酸化炭素かと考察を見ましたが、アサーヴがミゲルに渡していた毒と同種だと意趣返しが決まってるなあと思ったり。(まあ宇宙世紀の超未来毒なんだよ)
ダイクンの暗殺は良い
これはシャアの父親、ジオン・ズム・ダイクン暗殺のことを言っている。 こんな事シャアが聞いたらキレるぞw
キシリア様、ちょいちょいそれは都合良すぎではという発言が気になるなあ。
親衛隊排除開始
グワランの直上から仕掛けるムーブ、アムロがドレン艦隊に急襲仕掛けるときと同じやつですね。 つくづく主人公ムーブをするエグザベくんだ。
ギレンはキシリアを相当恐れてはいたけど、実際殺されるとは露とも思っていなかったと思う。 というのも仕掛けられるまでモビルスーツの展開どころか、戦闘配備さえしていなかった(ビグ・ザムが落とされても誰も出撃できていない)相当緩んでいたのがわかります。
たかがモビルスーツにビグ・ザムが!
ドズルのビグ・ザムもセイラさんがハンマーで叩き割ったのでは...と思ったが、実は間に合ってなかったかもしれんのかな。(ドズル中将を討ったとしか言ってないので、プロットでは倒してたけど)
それだと、ビグ・ザムを初めて倒したのはエグザベくんということになるわけだがさて...w
しかしIフィールドを展開しなければ脆いものだ。
一機目は奇襲が成功し速攻で撃破。
二機目はジフレドがファンネルで撹乱して張り付いてからゼロ距離で撃ち込み。
三機目はランスの突撃で撃破(スレッガーが突撃した角度)。 ハクジ装備がクソデカランスだったのは対ビグ・ザムのためだったとは...w
四機目は映ってないけど、多分エグザべ小隊が倒してると思うわけだが、10機程度のギャンとガンダムで4体のビグ・ザム殲滅するとかとんでもねえ戦果だな...
しかしよくよく考えると量産されたビグ・ザムを、量産されたギャンが倒すとは、なかなかにふざけた絵面で面白い、Gジェネくらいでしか見たことないよ。
ダマスクローズの香水
地球産の香水がもうすぐ失われる、地球に済む古い大人たちがこれからも邪魔をする、それに打ち勝つための力をニャアンに与える。
これが何を意味するのか、ニャアンに渡されたイオマグヌッソ二射目の座標コードがその答え。
貴女の望むことを
マチュが素直に「何をすればいい」とヒゲマンに聞いてるのは、だいぶ信頼してる感が窺える。
ただ、シャロンの薔薇に関しては自分はうまく泳がされただけだというのもあるので、こういう素直さが出るにはもうちょっと積み重ねが欲しいのではと思うんですが。
シャリア・ブルの目的はシャロンの薔薇の少女を救い出すこと...なわけだけど、前回あっさり引き渡したりしててキャラがなんかギクシャク感を覚えたりする。 ヤカラだったおじさんが急に光のおじさんになってしまっても困るのだ、もっとこう悪い顔をしててくれw
しかし、シャリア・ブルがシャアの理想を引き継ぐ側のスタンスを明確にしたことで、ニュータイプの兵器利用をするイオマグヌッソ開発に携わったシロウズとは対立軸になったわけですが、中佐やれるんか、やれるんか中佐。
絶対悪か必要悪か
兵器を語る上でこの二点は欠かせない、誰かを死に至らしめる以上絶対悪でもあるし、大きな争いを抑止するという意味では必要悪とも言える。
ただ、イオマグヌッソは一人の少女の犠牲の上で成り立っている...レオ博士はこれもわかっててやってるんだろうけど。
これで大きな争いが避けられるなら結構なことですと言っちゃうシロウズくんの本心はどこにあるか、レオ博士をあっさり見捨てたあたり快くは思ってないんだろうけど。
嫌なニオイ!
ニャアンは自分に対する害意をニオイとして判別できるので、排除装置を起動しようとしたレオ博士に対しての発言に思えるし、しれっと逃げおおせたシロウズに対してにも見える(追撃しなかったので優先順位低め)
ゼクノヴァ砲
ゼクノヴァの兵器利用は予想していたが、縮退砲になるとは思わなかった。
砲撃システムが潜望鏡っぽいのは映画ローレライオマージュではないかという説。 接続は10本のコネクタだけど、ジフレドの展開顔がGQサイコガンダムっぽい気がする。 うーん?
未だにゼクノヴァの発生条件がわからないので、この砲撃システムが何をしてるのかわからないのですが、ここのララ音が字幕では「絶叫するララ音」となっているのと、マチュが薔薇のララァの苦しみを感じているので、何かしらの苦痛を与えることで強制的にゼクのヴァを発生、拡大し指向性を与えて砲撃としているらしい。 どういう研究でこういうシステムにたどり着いたんだこれ。
目標ア・バオア・クー
このゼクノヴァ砲、二段階あって、照射先の目標をイオマグヌッソ直近まで移動させる、その後空間ごと縮退したものを飲み込むように消し去る。
過去二回発生したゼクノヴァとは結構現象が違うように思う。 赤いガンダムとシャロンの薔薇では変わるのだろうか...?
飲み込まれただけでア・バオア・クーの人々は無事ではと思いたいけど、艦艇は爆発してるし、ア・バオア・クーもなんか砕けてるしダメっぽい。
多分ここにギレンのクローン強化人間とか配備されてたなら、TVでセリフカットしたのもあまり重要じゃなかったからだということになりそうw
かつての愛機
エグザべくんそんなにジークアクスに思い入れあったの...と思ったけど難民上がりでスクール主席で合格してテストパイロットにも選ばれたあのジークアクスなわけで、そりゃまあ思い入れはあるよな・・・
でもコモリ少尉は元カノとはいってくれないよ。
サンキューヒゲマン
シャリア・ブルが殺る気なら、この助太刀のタイミングで4機くらい落としてるので(有線サイコミュのレンジ内)、本当に足止め目的なんだろうな。
シャリア・ブルがにとってはエグザべくんも戦争の道具にされるニュータイプであってはいけないわけだし。
気持ち悪い
ニャアンの感じている気持ち悪さは、沢山の人間が死んだことなわけだが、ニャアン自身にその手の感受性は低そうなので、砲撃システムで薔薇ララァとつながってることでフィードバックを受けたのではないかと思う。
そしてどういうめぐり合わせか対決する流れになってしまった、マチュとニャアン。 ニャアンはジークアクスに誰が乗ってるかわかってるはずだが~...
次週「アルファ殺したち」
アルファとはアルファサイコミュを意味してると思われる、ジークアクスのシステムにもALPHACIDEというファイルもあったので、そういうことなんだろう。
また「アルファとオメガ」で最初と最後の神=すべてという表現もあるようで(これって∀をこすってる?)
RX-78ってガンダムにおける神みたいなもんだしなあとかいうメタ視点だったり、色々含みがありそうではあります。
そしてキラキラしながら赤いアイツが帰ってくる...!?
Amazon
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