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第11話

「アルファ殺したち」

「この世界を終わらせるために」

「アルファ殺したち」

背景お借りしました

私の邪魔をするのか

このセリフ、宇宙世紀ガンダムだとよく強化人間から聞いた気がする(わりとニュータイプからも出たセリフだが)

ニュータイプの割に妙に視野狭窄に陥っているのがニャアンのこれまでの生い立ちゆえなのか気になるところですが、元々は強化されるキャラだったのではと思わなくもなかったり。


女の戦い

と言うほど殺し合いするような関係性でもないわけだが、相手を確認せずに仕掛けるニャアンの殺意が高い。 むしろお前はジークアクスのパイロットは予想できる方だろうw

この戦いあまり拗らせずに終わりそうで良かった、拗らせてないのに殺し合いを始めるなというのもあるが。


対オールレンジ攻撃

ここでシャリア・ブルがマチュに対して、オールレンジ攻撃対策を仕込んでいるのは、キシリアのニュータイプ部隊か、ギレンのクローン強化兵がビット兵器MSで対抗してくるのを想定していたからだと思われる。

マチュが見せた回避ムーブは、シュウジがシイコ戦で見せてた動きに近いですね(死角射撃のギリ避け&手持ち武器放出防御)

ここにマチュの空間把握能力が加わって、ビットの投げかえしまでやらかすわけですが、かつて追いつけなかったシュウジのいるところに技量面で追いつきつつありますね。


わかんないけど、こうなっちゃった

F91のセシリーのようなセリフだけど、ニャアンにとって見れば、周りが激動すぎてジフレドに乗る羽目になってるので最もだろう。

彼女の場合、生き残ることが一義で状況に流されつつ、それを良しと「私はディアブロ...悪魔の女...」とマインドセットしていたわけだが。 セットされてるものが抜ければ、いつものポンコツニャアンに戻ってしまうのだ。(今回急にポンコツになった理由)


アルファ殺し

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ゼクノヴァの仕組みや、シャアやキシリアの説明でなんとなく見てきた気がする「アルファ殺し」 オメガとカッパでちょっと違う。

まずゼクノヴァの仕組みとして、アルファサイコミュの同位体が存在することによる共鳴と次元の歪みなわけだが、アルファサイコミュが2つある限り薔薇の少女は目覚めない。

では、リミッター解除したジークアクスに何が起きてるのかと言うと、アルファサイコミュとの融合、あるいは変質を促しているのかと思う。 アルファがアルファオメガとなることで、別種の存在となり時間凍結が解除されるというカラクリかと思う。

4つの黒点が何を意味してるのかは良くわかりませんが、ジークアクスの存在を次元的にあやふやにしてたりするのだろうか...?

対して、ジフレドはキシリアの言う「赤いガンダムの代わりになるジフレドとパイロットを手に入れた」がヒントでしょう。

要は、カッパサイコミュがアルファサイコミュに偽装できるのだろう、あの潜望鏡のガジェットから接続することで薔薇のアルファサイコミュは、ジフレドと赤いガンダムと誤認して共鳴→ゼクノヴァが発生。 でも相手が知らんやつだったので悲鳴が上がる。 みたいな。

ニャアンがララァの悲鳴が聞こえなかったのは、薔薇と同期していたからでしょうか?(能力の問題の線もあると思うが)

もっとも向こう側のガンダム=メタ的に神=アルファがやってきたことで意味がまた変わりそうですが...w

しかし、リミッター解除したジークアクスで薔薇を解き放とうとするマチュが、エヴァQの槍でやり直そうとしたシンジ君と重なる。(主にレイアウトが)


シュウジの導き

このシュウジの幻は一体何なのか・・・w ニャアンにも見えてるので、マチュだけが見えてる幻影でもなさそうだし、いつの間にか消えてるし、マチュはなんか舞台の上から降ってくるしどこに案内したかったんだお前は...w

このあと、ゼクノヴァのドロップ音と共にもう一度現れるのでマジ良くわからんのですよね。


キケロガvsキシリア近衛部隊

ギャン部隊は全員ニュータイプだったらしい。 全員スクール出身だろうけどこの中でリーダーやれてるエグザべくんの力が光る。

流石にこれを運が良かっただけでは説明できない。

先週シュバってきたヒゲマンの様子では、命までは取らないのでは?と思ったらあっさり全滅させていたw いうてギャンのパイロットがニュータイプなら、時間をかければ学習対応してくる可能性もあるわけで、初手から必殺するのが、最良といえば最良だが、容赦ない。 ギャンのパイロット達もキケロガが来るなんて思ってもいなかっただろうから、ゲーツのように動揺してる間にやられてしまったのだろうなあ。


本物のニュータイプ

今回出てきたニュータイプ問答、突如目覚めたコモリが言うには、シャリア・ブルのように誰かを排除して世界を作ろうとするものは、本物のニュータイプではない。

そしてシャアの言う「洞察に優れた優しいもの」これは小説版でジオン・ズム・ダイクンが提唱していたニュータイプの事。(シャアは父の言うことを信じている)

果たしてこれはマチュのことを指しているのか、you belong to meの歌詞とともに現れた白いMSに乗ってるかも知れない彼のことを指しているのか...


イオマグヌッソオペラハウス事件

10話あたりからかなり感じていた、キャラクターがシチュエーションのために動かされてる感が爆発したのがこのシーン。

何故か通りかかるシャア! 舞台の袖から現れるキシリア、なんか上から降ってくるマチュ!ジフレドで突っ込んでくるニャアン!予め空いてるステージの穴!そもそもこのステージは何なの!?そして突然始まるメロドラマ! 新喜劇のコントかとw

うん、まあゼータのオマージュやりたかったのはわかるのだが、全員集まる根拠が流石に無理すぎんかと思うw とりあえずそういうツッコミどころは置いておくとして...


大胆な男 シャア・アズナブル

髪を掻き上げるシャアがイケメン過ぎてヤバい、これはキシリア様も一瞬クラっと来たはず「あら・・・イケメンやわぁ・・・///」

キシリアはシャアに対する感情がスイッチすると呼び方変えますよね、シャア予備のときはかなり塩対応してる。

キシリアのムーブは概ねハマーンのそれなのだが、彼女の言う「シャアのやりたかった事」は理解が進みすぎて、逆シャアで行き着く結論を言い当てていますね。 キャスバルガチ勢怖。

ただこのGQのシャアは地球人類に絶望するところには至らず時を見たので、世界を守る側の立ち位置になっている、何という公式の解釈違いか。


乱入者

マチュはなんで天井から落ちてきたのか...w 一応無重力区画ではあるはずなので、結構な勢いで天井に突っ込んだっぽいだが、シュウジは何がしたかったんだw

そして更にジフレドで突っ込んでくるニャアンは面白さしかない。

ニャアンはキシリアの会話を傍受してたので(なんで?)、そこを追ってきたのだろうけど・・・?

しかし、乱入した先がどちらも知らない人だったのは、それで良いのか主人公。


シュウジと似たニオイがする...かも

やはりこの女、イケメンに弱いだけではないだろうか...?

まあイケメンが身を挺して守ってくれたら誰でもクラっとしますね。おじさんでもクラっとするでしょう。

シャアからマチュへの認識は「確か、ジークアクスのパイロット」 マチュへのメッセージを送ったのはシャアでは?という予想でしたがこの反応だとその線はなさそうかな~。 となると送り主は向こう側から来たガンダムくらいしかいないような...?(ただ辻褄は合うんだよな...)


レッドコメットパワー!メイクアップ!

謎の光とともに転送されてくる赤いガンダムと、その余波で赤い士官服に変身するシャアで草。

これはシュウジの言ってた「世界を書き換える」改変能力ではないかと思いますが、薔薇の中の人の圧が強い。 なんかシャアとマチュがイチャイチャしてるように見えてエルメスが切れたように見えて笑う。

この格好にさせられて「一方的な想いが相手を追い詰める」は随分説得力がありますね大佐...

赤いガンダムは装備を全ロスした状態なので、サイド6からそのまんまの状態で送られてきたように見えます。 シャアもソロモンで消えた後もこんな感じでどこかに転送されたのでしょうか。

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後倒れてるポーズが原作でラストシューティングした後に倒れていた姿のオマージュっぽいですね。 よくよく見れば、倒れてる場所もア・バオア・クーのラストシューティングの現場だ、なんで岩場があるんだw

あれか、もしかしてイオマグヌッソってアクシズを元に改造してたりする?


シュウジ・イトウ

シャアの期待以上のニュータイプ、同士にしたかった、ララァに取り憑かれてしまった男。 ここに来て急速にアムロと符合する要素が出てくるシュウジ。

シャアとの問答が少々紛らわしい感があったのですが、ソロモンで向こう側から来たというのはシュウジの事だったりするのかな。 薔薇のララァと会話ができるように思えないしなあ。

「向こう側から来た」←ここまではシャアは知ってる
「この世界を終わらせるために」←ここから初耳

マチュが適当に言ってた「シュウジは赤い彗星と友達で、赤いガンダムも譲ってもらったんだよ~」は当たっていたということになるw


シャアの仲間なら死ね!

マチュがここを通りかかったのは、あの赤いガンダムが現れた場所からジークアクスまでの最短距離だったからだと思われる。

空間認識能力に優れたニュータイプなので、あんなゴタゴタしてても直感で目的地への最短ルートがわかるのだ、多分。

そんなマチュを殺そうとしたキシリア撃ってしまったニャアン。 ニャアンがキシリアを撃つ展開になるだろうなとは思っていましたが、故郷を滅ぼされた恨みではなく、友達を守るためというのはニャアンらしいのではないでしょうか。 善性と無自覚の殺意が同居している。

当のキシリアとしては撃たれたのが全くの意味不明なので、ニャアンに対して撃たれたことに怒るより、撃った理由を問うている。

そりゃまあ、拾った時に大切な人はいませんと言ってた野良猫が、守るために自分を撃つような大切な友だちがいるとは思いも寄らない。 ただその手段が拳銃でまだ良かった、下手したらビットのビームで蒸発してた。

しかし、キシリアとしてはジフレドとニャアンは今後不可欠なのだが、なあなあで収めてくれるか、そもそも計画はご破算っぽいので抹殺するのか... それどころではなさそうですが。


彼女にはこの世界から消えてもらわねばならぬ

そのためのイオマグヌッソ。 これってシャアはララァを向こうの世界に送り返そうとしてるのではないかと思うのだけど、言い方が悪くて周りが全員勘違いしてるのでは...?

解決すべきはアルファ型サイコミュが2つあることなので、エルメスだけなんとかすれば良いのではと思うが(あるいは赤いガンダムの破壊) まあこの辺の疑問は来週わかるでしょう、最終回だし!


シュウジの大切な人

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振り向いてくれないかも知れない相手の大事な人のために、体を張れるマチュは優しい人なのだろう。 ララァを助けようとするマチュは一貫してヒーロー性がある。この不器用に青春めいいっぱい頑張ってる感が黒沢ともよ起用の決定打なのではと思ったり。

赤いガンダムとジークアクスの間に割って入るように現れたシュウジは、ゼクノヴァ特有の水落音がしているので、赤いガンダム転送とは別の現象なのだろうか?

あと、割って入ったのはアルファサイコミュとオメガサイコミュの接触を防いだとも見れるのではという気もします。


ララァの目覚め

シャアが驚愕してるので、シャアはララァを消す手段は用意できているが目を覚ますことは想定外だったらしい。

サイド6でゼクノヴァが起きる時もガンダムは「薔薇が目を覚ます」と言ってたので、眠りが浅くなったタイミングで起きるのがゼクノヴァの発動条件だったりするのかも。


教えてコモリ先生

唐突にIQ280くらいになったコモリ少尉ですが、番組の都合が見えつつも好意的な解釈をするとゼクノヴァの光を見て素養のあったニュータイプ能力が開花して、マチュのような「よくわからないけどわかった」が、地頭の良さで理屈での理解を得たのではないでしょうか、しらんけど。

シャリア・ブルの副官やってる以上はゼクノヴァの知識は点として持ってるはずなので、覚醒により線として繋がったのだろうなとはまあ推察できるのですが、キャラがなんか変わってるのはなんやろね...w


キラキラの正体

光っているのは向こう側のエネルギーであり、ミノフスキー粒子ではない。 この点を考えると、向こう側の世界というのは隣の並行世界くらいの近しいものではなく、案外とエネルギー体系が違う世界(例えばマナに満ちてるとか)ではないかと思われる。

思った以上に正史ともGQ世界とも離れてる世界かもしれません。

ドゥが言っていた「ミノフスキー粒子のニオイが好き」とは、この流入してきた向こう側のエネルギーのことだったのかも知れませんが、その場合連邦軍は独自に向こう側とつなぐ手段を作り出してるってことなんだよなあ...

しかしゼクノヴァ三回しか計測されてない(その内2回はごく最近)割にはみんな詳しいな!


シャリア・ブルvsエグザベ・オリベ

オールレンジ攻撃といえども有限の手数、有限の攻撃回数である、これはマチュに教えたことだが中佐自身の攻撃能力の限界でもある。

スロー再生で確認してみたところ、キケロガの最大同時攻撃回数は10回、薙ぎ払いビームの後は射撃が来ない(多分オーバーヒートする)などある程度のパターンが有るのが見えます。

エグザべくんは攻撃の気配を全然感じられないと言ってるので、この神回避はニュータイプ能力ではなくキケロガの行動回数と、シャリア・ブルからの射撃予想(常に死角が狙われる)を加味したランダム回避かと思われる、ランダムだけど全部正解を引く勘の良さと学習能力!

ポイントは8射目で反撃に転じようとしたタイミングで置かれてるビームを回避したところでしょうか、AC6のバルデナウスの不可視グレネードを初見で避けたようなもんですね...

避けられてる時のシャリア・ブル側の表情は見えませんが、いくつか必殺のタイミングもあるので、結構驚いてるのではないでしょうか。


シュウジの願い

「それは大切なあの子を守りたい」というささやかなもの。シイコがこの願いを知って笑みとともに子供の姿を思い浮かべたのも自分と彼の願いが同種だったからでしょう。

まあ、シュウジの場合、手段としてこの世界ぶっ壊すわけですが。

シュウジとしてはこの点においてシャアとは決定的に決裂してるようで、そこまでララァに思われてるシャアに対して呆れか嫉妬が見えるように思えます。


向こうより来るモノ

ア・バオア・クーを飲み込んだイオマグヌッソの砲口から、現れたのは我々がよく知るRX-78-2ガンダムそのものだったw

好き勝手やらかしまくったGQ世界に、叔父貴が正義の怒りをぶつけにやってきてしまった、終わった、このガンダムもう終わりだ...!

順当に考えれば中に向こうのアムロが乗ってるのではと思うのだけど、そもそもの話として向こう側の世界で白いモビルスーツに乗ってたのがシュウジだったって線もあるのかしら。

ガンダムの性能云々以前に、RX78はほぼ神みたいな存在なので、GQのネームドが束になってかかっても勝てる絵が見えない、特にキケロガは瞬殺されるようにしか思えない...w てか本物ガンダムに瞬殺されるためにここまで強者演出されてたとしか...

とはいえ、この本物ガンダム、見た目はよく知るガンダムだけど向こう側の宇宙というものがどういうものかよくわからない部分も多いので、口からビーム撃ってきたり、全身バラバラになってオールレンジ攻撃仕掛けてきたり、背中から蝶の羽が生えたりしてくるくらいの覚悟はしておこう。


次回「だから僕は...」

最終回のタイトルはなんと...富野由悠季の自伝エッセイのタイトル!

なおこの本は、電子版は出ていないものの、国立国会図書館でデジタルアーカイブとして借りることが可能なようです、興味がある方は最終回前に是非w


 

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