バンダイがついに本格的に金型でおっぱい製造したと聞いて、買わずにはおられなかった。 パッケージの時点でイラストと製品にイメージの乖離を感じるが
とりあえずそこは置いておく。



注目の4レイヤードインジェクションの顔。 まつ毛のこんな細かいライン出せるのかと感心するのと眉毛のみならずまぶたの茶色いラインまで色分けされていて草。

おっぱいは樹脂で出来ている。
マキナは上下分割でしたがコトブキヤだとスライド金型採用しだすおっぱい金型。 フミナはどうなるか・・・w

パチっと組んでみたのがこんな感じ。30~40分ほどで組めます。
細かい部分は結構シール対応ですが、成型色の色分けでこれだけ出来上がってしまうのも凄い・・・
とりわけ凄いのはやはり目でしょう。ただ色が分かれてるだけではない。

ランナー状態のものを見るとわかるのですが、4色レイヤーなのに5色存在する不思議。
そのからくりは黒目の虹彩部分のオレンジがクリアカラーでベースの白黒で色のトーンが変わっているという。
そして、クリアパーツなので、目の透明感までも演出しており、タンポ印刷とは一線を画す物となっております。
なんかもうわけわかんないね・・・

パーツ精度は非常に高く、アップにしても隙間は目立ちません。
難点は面長でマキナっぽくないというところでしょうか・・・ デレステのきらりの方に似てるw

角度つけてみると面長感は減るので、似てる感じに。
作ってみた感じ、目や色分けの精度は凄いんだけど、美少女フィギュアとしてみた場合目鼻のバランスの詰めとか、プラの引けによる凹凸の顕在化とか
まだその手のノウハウが詰めてないなあという印象。

写真じゃわからないけど胸のところのガタツキとかかなりもったいない感じです。
原型からそうなのか、CADに落とすときにやってもうたのか謎ですが・・・

とはいえ、すーぱーふみなから一年でえらいもん作ってきたなあバンダイ。
って恐れおののく逸品ではありました。

という話が2週間前の出来事である。


先週末出たアクティブレイドのLiko。全ての点においてマキナから一段階レベルアップしてました。たった二週間での最高レベルの更新です。

全体的に造形がシャープになってたり、バランスが良くなってるのもあるのですが、注目は目。
これじゃわからない?

ではランナー状態の方を見てみましょう。 色のトーン分けの構造はマキナと同じ感じですが、黒パーツはそのまま黒目の縁のラインを象ってはいません。
黒縁を含め、ブルークリアのパーツでカバーしているという構造。
これにより黒目全体がクリアで覆われる形になりクリア感が更にアップ。 角度により黒縁のラインの表情が変化。

マキナと比較すると、黒ラインの段差がなくなったことで、眼球としての説得力がアップという。もはやタンポ印刷では絶対再現できない事になってて吹く。
バンダイは何を目指してるのだ・・・
西田亜沙子キャラは結構目のクリア感が大事だと思うので、この構造をLikoで再現できたのは結構凄いことだと思う。
はよラブライブのキャラも出そう。→ッて書いてたら早速商品化が決定してた。
※サンシャインは西田ネキデザインではないけど、方向性は踏襲してるので。
正直写真では魅力が伝わりきらないところなので、これは実物を触って欲しいところです。 バンダイの変態技術大好きな人にはたまらない逸品になってるのでお薦めです。
今年はガンプラ以外の新技術がいろいろすごいぞいバンダイ...

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コメント(6)

  1. 技術自体も変態じみてますが、なによりこれを2千円切る値段で提供できるのがすごいですね

  2. ガンプラが売れなくなっているのでこっちにシフトしているんですかね。
    最近はガンプラの値引率も下がっているし

  3. ラブライブサンシャインは脚がないと……!!
    偉い人はそこをわかっていない

  4. 完成品フィギュアの人件費上がってるんですかね?
    組み立てが必要とはいえ無塗装でこのクオリティはさすがとしか

  5. 昔は旧HGガンダムの多色成形だけでびっくりしたというのにここまできたか…すげぇな

  6. いつかは着目されると思っていましたが、マキナさんとリコを取り上げるとはさすがはK3さん!
    システムインジェクション技術を応用すれば綺羅鋼も再現できるのではないかと。

    >人件費
    原料費の高騰と共にこれがやたらと高くなった一番の原因だろうなと思っています。
    「この出来とボリュームなのに五桁いくんかよ…」と思うこともしばしば。
    このシリーズも国内でフィギュアを生産する体制を整えているのではないかとも言われていますね。

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