第8話「月に墜(堕)ちる」
「マチュは本物だから」

7話でどん底になったマチュの主人公力が、一瞬でぶち上がった脱走即大気圏突入、やはりあいつ本物主人公だわ・・・
UC0079.12
時代は巻き戻り、ジオン独立戦争末期。 ルナツー攻略から話は始まる。 このルナツー攻略自体はGQ独自で起きた作戦であり、ジオンの全戦力投入かつビグザム3機投入によって陥落する。
この時ビグザムがビームを弾いているのがIフィールドの効果ですね。 軽キャノンはビームライフルとビームキャノンが主兵装だったので悪夢のような防衛戦だ...
ルナツー陥落から間髪入れずにソロモン落としを敢行するあたり、かなり早い段階でこの作戦は立案されていたっぽい。
逆シャアでシャアがアクシズ落としするのに苦労してたのは、核パルスエンジンの取り付けや、投下位置までの移動の折衝だったわけだけど、連邦軍主導でやる場合はそこが一気に進むので作戦が早い。
ソロモン落とし
正直ルナツーが落とされた時点でもう勝ち目がなかった、それくらいルナツーは連邦軍にとって重要な宇宙拠点(サイズ的にソロモンの4~5倍はある) ビグザム相手に打つ手がないというのも実情でしょう(ドズルのビグザムは辛うじてセイラさんが倒したようだけど...)
ソロモンをグラナダに落とすのはもはやただの嫌がらせに過ぎないのだけど、グラナダ市民を巻き込むやり方はコロニー落としの意趣返しとはいえなかなかに悪辣。
まあ、0085でバスクがサイコガンダムでコロニーごとキシリア暗殺しようとする素地はこの時からあったとも言えるわけだが...
たった四隻の殴り込み艦隊
ここまで庵野監督のトミノエンジン振り回してそれっぽいセリフをひねり出してたのに、急に地が出ててわろてしまた。 このフレーズ好きね。
この四隻は、マ・クベから袖にされた、キシリアの秘蔵っ子チーム(得ワンやデミトリーたちも)でしょうか、ジョニー・ライデンはルナツー攻略に駆り出されたのかな...
今思えば映ってないけど、この編成の中に黒い三連星たちもいたかもしれませんね。(そういう映像アップデートは欲しかった)
頼むぞキャスバル坊や...
シャアの本名である、キャスバル・レム・ダイクン。 この世界ではシャアは干されてないので、キシリアが本人に直接尋問するチャンスはなかったと思われるので確証は持ってない...はず...w
なお、0085では「シャアの正体はダイクンの遺児」という都市伝説がありますが、これはキシリアの情報が漏れてたというより、ザビ家が血眼でおってる赤い彗星の正体はきっと...という希望論というか陰謀論的な憶測か、シャリア・ブルが流してるものかと思われる。
ソロモン攻略作戦
内部に決死隊を送り込んで爆弾で破断させるのは、CCAのオマージュですね。 シャアがこれを素早く思いついたのは、事前に攻略戦自体を考えていたから。 らしいw
実際のところは、ここで作戦失敗のフリをしてキシリア暗殺を狙うわけだが、このことはシャリア・ブルは知らないんだろうなあ...
キケロガ
前回猛威を奮ったキケロガがこの時代にも登場。 この頃からとんでもビームとクイックな挙動が健在しているわけですが、元々のガンダムを知ってる我々は、このキケロガ≒ブラウブロには違和感がある。
キケロガとはブラウ・ブロの初期名称、それは良いのだけど、まずサイズが半分ほどになっている(サイコミュが初っ端から小型化されている)、そしてコクピットがこの時代ですでに全天周囲モニターになっている。
もっとも全天周囲モニターはガンダムNT-1で実装されているので、タイミング的に存在していないわけではないのだが...
あと、サイコミュが赤いガンダムのような機械式ではなく、サイコガンダムや0085キケロガのようにモニター内に四角いウインドウが映っているデジタル式(と言って良いのか)
赤いガンダム→キケロガでデジタル化したとは考えにくく、これがオリジナルで、ガンダムに取り付ける時にハード化したのではないかと思うのですがどうでしょうか...
などとキケロガについてあれこれ考えてみても、あの世界の人々が疑問に思う話ではないので、誰も言及してくれないのが困りどころw
シャアとシャリアのMAV
あのスコープの表示は何なんだろうと思ってたら、トップをねらえでこの辺のシーンがまんまだったらしいw
「あれをやるぞ少尉!」「了解です大佐!」
あんま関係ない話ですが、正史ではこの時期のアムロはもうほとんどスコープ使ってなかったみたいよ。
白の軽キャノン
「これでザビ家と連邦共倒れじゃぐふふ」なんて悪巧みしたものだから、お仕置きペンギンがやってきてしまった。 もしもソロモンの中で悪巧みをして足を止めなければ~君にハンマーを投げつけられることもなく幸せに生きられただろう。
ドズルを討った連邦のニュータイプ、アルテイシアと呼ばれた彼女はセイラ・マス(これは確定している) シャアのアルテイシア・ソム・ダイクンである。 本編にどう関わるのかは謎。
セイラさんがどういう経緯で連邦軍に参加することになったかは不明だが、兄のことを知るタイミングもなかっただろうし、本人に義侠心によるところが大きいのではないかと思う。
セイラ・マスというのも偽名だけど、アムロやホワイトベース関係なくこの名前を名乗っているので、それを通していたのかと思われる。
終戦後アムロのように軟禁されてるのではないかと思われますが、セイラさん逃げるのがうまいので、スルスルッと退役してしれっと本編に出てきそうな気はします、CV坂本真綾で。
ライフルを向けた瞬間、ピキーンとした中に一瞬生霊が映っている、お気づきになられてたであろうか・・・?(映画館で気がついた人すごい動体視力だw)
ゼクノヴァの光
7話で起こったゼクノヴァとの共通点がいくつかある。
サイコミュに反応しているのはその場にいる人間の精神波ではない。
「向こう側が見えるシュウジ」「向こう側から来たモノと対話するシャア」
知覚できている人(シャリアとニャアン)の見るキラキラの世界
消えた後に水を潜る音がする。
最後の水に潜る音(飛び込む音かも)は、OPでもジークアクスが水に落ちる描写があるので重要かもしれない?
この時に見た「未来」が、いまシロウズとしてシャアを動かしているのだろうか...
シャロンの薔薇
ようやく「薔薇」の名前が本編に出た。 赤いガンダムが探しているというのもこのシャロンの薔薇(であろう)
グラナダの地下にあった「オブジェクト」これの事なのではないかと思うけど、「これがシャロンの薔薇が引き起こしてるのか」とも言ってるので実は違う説もあったり?
イオマグヌッソにも必要だったりするこのシャロンの薔薇ですが、9話サブタイトルがそれなので、謎は一気に明かされそうです。
ちなみに、トミノメモではグラナダの地下(月の地下)から、ララァがエルメスでビットを遠隔操作しているという設定だったらしい。 まんま答えやんけ!
月に墜ちる
と、地球をバックに航行するソドンのシーンで、劇場版beginningは締められるわけですが、このシーン実は7話が終わった後(正確には9話冒頭になるかな)なんだという...w
キシリアとの会食
キシリア様がアップルパイを焼かれておられるわけですが、リンゴといえばマチュが差し入れで持ってきたけどその場で引き返してしまったので、一緒に食べられなかった果物なんですよね。
キシリアの言っていた「スカラシップ」とは経済援助のこと、ニャアンのジオン工科大へ進学への支援をしてくれるという話。 もっともニャアンは大学に行きたいのではなく、在留資格のための学籍が目的だったという(という話はキシリアにはしてない)
この事も含めキシリアがニャアンを厚遇するのは「赤い彗星が運んだ縁」とありがたく思ってるからという、思ったより夢女子ムーブだった...!
恨みなど晴らしてしまえばそこで終わり
これは恨みを晴らした側のセリフだなあと思うとかなり危うい。 連邦のバスクが実例ではあるが、サイド6の人たちも未だにジオンに対して思うところはあるだろう。
特に大戦初期に壊滅させられたサイド2(ニャアン)やサイド5(エグザベ)の人達は、そんな簡単に割り切れていい話ではない。
エグザべくんはこの話に置いて、常に誰かと対比がある要石のような存在です。 エグザべくんが「故郷を壊したジオンへの恨み」をすでに過去のものとして飲み込んでいるのであれば、ニャアンは...
運と才能
正直運も才能もなければ生き残れなかったのが実情だろう。 エグザべくんは自分に謙虚に、相手には忖度のない評価を述べるキャラだと思う。
ニュータイプとして破格の才能を見せたニャアンに対していったセリフも屈託のない素直な意見だと思う。
死んだスクールの同期について話した時もニャアンが「女の人」だと思ったのも、彼の分け隔てない周りへの親愛の情を感じたからではないだろうか。
だからこそ、「呪われたモビルスーツ」の3人目の候補生としてニャアンを連れてきたことには負い目を感じているフシがある。
gMS-κ GFreD
ジフレド、もしくはガンダムフレド。
ジークアクスの2号機として紹介されているが、QuuuuuuXは9のメタ変数、FreDは10のメタ変数らしい。 つまりMRX-009とMRX-010ということです。 いやこの世界のサイコガンダムは出ましたがw
型番の末尾はサイコミュのバージョンを示しているのでカッパサイコミュが搭載されているのかと思われる。 文字の順としてはオメガよりだいぶ前になるのだけど、これの意味をするところとは...
開発予算がシロウズが絡んでるということだが、イオマグヌッソの要になる機体らしい、なんかの補完計画なんでしょうか。
カラーリングがいよいよエヴァ初号機なんですが、薄い紫がジオングっぽかったり、グリーンがエルメスっぽかったり、要素が交通渋滞してますね...
しかしガンダムに対して「キシリア様に似てる」とは一体ニャアンは何を感じたのだろうか...w
スクールの同期
フラナガンスクールはどうも難民や戦災孤児から素養があるものを選別して入校させているようだ。 何人同期がいてどうなったかわからないがエグザべくんの様子を見るに「生き残った」のが4人であり、今は2人らしい。
平時なのに結構壮絶な生存競争だ... そんな最後の同期であるミゲルが死んだ後もエグザべくんは割と平常だったりするけど、友達を大事には思うが、彼の死生観自体はかなりドライなのではないかと思う。(それだけに彼のこれまでの人生の壮絶さが伺える9
ジフレド候補生暗殺事件
冤罪!ジフレドくん呪いのモビルスーツ疑惑は冤罪です! 下手人はビーム蒸発刑!
ジークアクスのパイロットがキシリア派(エグザベ)だったので2号機はギレン派から出せというのはまあもっともな話にも思う。
イオマグヌッソについては誰が正確な情報を持っているのか、わかりにくいところがある。 ディアブロのことも、末端のヒットマンであるミゲルに正確に教えられてるか怪しいところがあるし、シロウズたちがどうこの計画を進めてるのかも見えてこない。
ギレン&キシリア不仲説
原作ガンダムでは父親のデギンを爆殺しても、キシリアに殺される寸前まで撃たれると思っていなかったくらい、家族に対しては無警戒だったので、この世界のギレンは随分用心深いと思う。
放映版ではカットされていたが、ニュータイプ研究を独占されて、ギレンは独自にクローン強化人間というものを作っている(エグザベくん詳しすぎないか?) アルファサイコミュとか連邦に流れてるフシがあったが、もしかしてムラサメ研に強化人間の研究成果も流してたりするかもしれない。
しかし「もうすぐ実戦に投入される」とは言ってるが、一応平時とも言えるこの時代での実戦とは、誰との戦いを想定した話なのか引っかかることが多いセリフです。
彼のケーキは美味しかったですか?
この時ニャアンは、ミゲルからの敵意にはすでに気がついている。 エグザべくんは普通にケーキを食べて「美味しかったよ」と答えたと思う、ジークアクスに関してはノーカンだから毒なしだろうし、食べたことを「エグザベはミゲルを信用している」とニャアンは捉えた。
テストが始まる前に
エグザベが明日からテストだと言ってたので、時間は飛んでおらず、その場で工廠へとんぼ返りしたわけだ。 爆速でケーキ焼いてるのもすごいが色々と無茶な暗殺計画だ...
ディアブロ
イタリア語で「悪魔」 何を持ってそう呼ぶのかはわからない、サイコミュを遠隔操作するくらい強いニュータイプ能力って意味なら「アイツらの心を守った」などとは言わないだろう。
ギレンの諜報部とはアサーヴの事かどうかはまだわからない(どちらも別口の接触があったと思うほうがスパイとして安全)
しかし、ギレンやキシリアはあくまでこの世界の背景的な人物な扱いと思ってたのですが、こうもガッツリ関わってくるなら、ギレンがここまで登場しないのはなにか秘密がありそうな気がしてきます、実は宇宙怪獣だったりするかもしれない。
僕は凡人だから
ミゲルにはニュータイプの素養はないらしい。 アサーヴにもその素養はなかった。 こういう部分がコンプレックスになりギレン派の懐柔にスキを突かれたのではないだろうか。(特にスクール出身で素養がないのは致命的だろう)
それはそれとして月は低重力だからと、スイスイとジフレドを登っていくニャアンに対して、男二人は随分どんくさい... てか初期のどんくささはどこに行ったんだニャアンw
覚醒
ジフレドがニャアンを守ったというべきか、コクピットに乗り込みもせず操ったというべきか...
サイコミュが起動したにもかかわらず、コクピットは変形しないし、ジフレドもガンダムの顔を見せない。 ジークアクスの系譜にしてはやや腑に落ちないところがある。
「サイコスーツもなしにサイコミュが動かせるわけがない」というセリフ、つまりキケロガに乗っていたシャリア・ブルが着ていたのはサイコスーツ(エグザべくんが着ていたのもそう)ということなわけだが、あのスーツは0079当時も着ていたので、正史では0096まで登場しなかったサイコスーツがGQでは初っ端から完成しているということになる。 やはりキケロが関係の情報は魔境すぎる...
覚醒したジフレドの耳から射出されたビットは、そのままミゲルを真っ二つにするのかと思ったら、射出されたメガ粒子砲が強力すぎて吹いた。 このビットは明らかにキュベレイのファンネルより強力だし、なんだったらVガンの時代まで見てもこのレベルのビットは存在しないかもしれない。
しかし、エグザべくん、シャリア・ブルに対して「この人がキリシア様に危害を加えようと考えていたら僕は撃てるのだろうか」と自問していたが、今回一発も撃ててないので、その時が来ても撃てずにおわりそうだ...
月に堕ちる
才能を認められ、キシリアの秘蔵っ子となり、贅沢と言える窓の見える部屋を与えられ、今までの明日をも知れぬ難民生活から大栄転を果たしたわけだが、その窓は事実上ニャアンを囚えるかごのように見える。
イズマコロニーの部屋から見上げた空には、低い街が見えたが、今は地球は見えず、天高く浮かぶソロモンが見える。 見上げるソラは遠いけど...
ジオンと人類を滅ぼす悪魔の兵器
いきなりきな臭くなるイオマグヌッソ。 キシリアとギレンはこの主導権を奪い合ってる感じなのだろう。
アサーヴくんは、キシリアを裏切ったというよりは、バランスが偏ることを恐れたのかと思う。 キシリア暗殺計画を彼の手際によるものだと推測する向きもあるが、その線は薄いと思う、わざわざサイコガンダム呼ばなくてもなんぼでもチャンスがあるだろうし、あそこでキシリア暗殺してもギレンがイオマグヌッソ完成させてしまっては意味がない。
キシリアも、アサーヴが自身に対する殺意は感じていなかったと思う、でも彼を撃ったのはニャアンを守るためなんだよねえ。
謎の目隠れ金髪青年
クワトロならずシロウズ(四郎?) ゼクノヴァで別世界行ったとかガンダムに取り込まれたとかいろんな予想をよそに、のうのうと偽名で工作してましたよこの赤い彗星...w
メタな話ですが、ジークアクスでは兼役もクレジットされる(釘宮理恵さんがタマキ/ハロと記載される)なかで、シロウズはクレジットされていない。 そしてZガンダムではクワトロではクレジットされていない...w
シロウズ登場とビギニング後半を合わせたのは「シャア・アズナブル:新祐樹」で一本化するためだったのではないかというw
しかもこの元大佐、イオマグヌッソの計画に結構なレベルで関わってるようで、割と長いこと潜伏していたのが伺える、ゼクノヴァノアとどこかに飛ばされただけでほぼ5年前から活動してたのではないだろうか...w
レオ・レオーニ博士
この人物は原作には登場していない。 同名の絵本作家レオ・レオーニから取ってると思われる。
絵本は全然わかんないが、彼の作品からインスパイアされてることがあるのだろうか...?
そしてまた土木現場に出向するシ...ロウズ
地球に落ちる
本物の主人公は作戦行動中の戦艦からモビルスーツパクって脱走くらいする! エグザべくんちょっと呆れ気味だったの笑う。
しかし、マチュを捕えたことは案外秘密じゃなかったんですね、ジークアクスもソドンに乗せたままということは、才があるパイロットなのでうまく懐柔してジークアクスでゼクノヴァ起こさせますよくらいの工作はしてそうだな、緑のおじさん。
普通に考えればおじさんの手引なんだろうけど、案外関わってなくてワイン吹いてて欲しい。
しかし0085時点でフライングアーマーもバリュートもなしのMS単機での大気圏突入はGQ宇宙世紀では初のことではないだろうか...
ジークアクスに大気圏突入脳力があるのかも疑問だが、メタルロボット魂のシールドが何故か開放ギミックがあるので、そこから冷却ガスでも出るのかも知れない...
みんなが探しているシャロンの薔薇、手がかりを知ってるのはマチュだけなんだよなあ。
次回「シャロンの薔薇」
脱出までのお話と見せかけて即脱出しそう。
1話で謎のメッセージを送った主はお姉様なのだろう。
てかニャアンの髪型をまんまるにまとめて、ララァに見立てることで「向こう側の人」を代弁させるつもりなのかなあと思ったら、ご本人登場っぽいのか? なんのドッキリ企画なんだこの番組は...w
あとブランコに乗ってたあの人の服、エンディングでマチュがダンス踊ってる時に抱えてる服と同じみたいね。
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