e-flick.net 機動戦士ガンダム水星の魔女

e-flick.net Mobile Suit GUNDAM Witch from MERCURY Realtime Review

第21話

「今、できることを」

「連れて行ってください、ガンダムのところに」

「今、できることを」

パイロットは心当たりがある

アスティカシアに入港する前にすでにキャリバーンの手配をしているグストン、この時点でプロスペラの説得にスレッタとガンダムを使うつもりであるのがわかるわけですが、これ自体は事実上スレッタを使い捨てる意味でもあるわけで、なかなか世知辛い。 キャリバーンについては後述。


軟禁状態

テロ後、インフラ整備も整わないまま、キャンプ生活を強いられる生徒たち。 救出作業を警備しているデミギャリソンが武装状態であるのは、再びテロが起きるのを警戒しているため。 特に今回の件はグラスレー寮長でもあるシャディクが黒幕で、同パイロットも加わっているため、生徒の中にもテロ犯が潜んでいる可能性を否定しきれない状態。

取り調べをしてるわけでもないので、復旧作業を優先して、生徒はとりあえず軟禁と言う状態なのでしょう(見張りがいるわけでもなく、生徒間の交流は可能なので、かなり緩め)


あんた変わった?

セセリアが要所要所でイイ立ち回りをしている。 スレッタを煽るわけじゃないのが彼女なりの評価の現れでしょうか。

「私は動けるから」とは、自身のタフさも然ることながら、重傷で動けないペトラや自由になれないミオリネたちの代わりに、という思いもあるのでしょう。


ペトラ存命

とりあえず生きてた、ペトラがICUに入ってるところは被害がなさそうなので、フロントの無傷なエリアか、ジェターク管理のところでしょうか、廊下に親御さんと思わしき人達もいるので、怪我人や付添は軟禁状態からは開放されている様子。 予断を許さない状態ではあるが、闇落ちしそうなラウダの心の支えでもあるのでなんとか・・・(ここでペトラが死んでしまうとラウダが帰ってこれなくなる)

今度はラウダが音信不通だけど、グエルは帰ってくるまでは同行してたんじゃないのか...?


テロリストのガンダム

機体名や基本スペックはわかるものなのか。「例のガンダムと同一」とは、オープンキャンパス襲撃時の事を指してると思う。 いやまあ今までルブリスタイプ相手にしてきただろうから、そういう意味かもしれんが...

ノレアはもう何も残ってない状態だったのでしょうな。(ノレアの情報自体はグラスレーを追えば出てくるだろうが、この時にルブリスソーンに乗っていたとは限らないので)


抱えすぎるな

自責で潰れそうになってた男からのアドバイス。 しかしこの件ミオリネの選択が招いてしまってるので、本人としては後悔してもしきれない。 こういうミオリネの責任感から、似たもの親子たるデリングも終わらない紛争の責任に擦り切れてクワイエットゼロに縋ってしまったのだと思われます。

しかし、プロスペラさんはこの先ミオリネを傀儡に仕立て上げるとばかり思ってたけど、案外とそんなこともなく別行動しちゃいましたね。


ミオリネ総裁

シャディク逮捕によりミオリネが自動的に総裁に確定していた。 「ご愁傷さま」とは皮肉ではあるが同時にこれからの大変さや決して報われる立場でもないので、本音も混じっているであろう。 まあ大体こうなったのはシャディクが悪いのだが...

シャディクはやり方が間違えたにせよ、戦争シェアリングで孤児が生まれるような世界を正しかったのは本音だろうね。 この思いをミオリネは受け持つことは出来るのか、いやそれこそグエルの言うように「抱えすぎ」か。

シャディクが議会連合の提案を受け入れたのは、スレッタに負けた(ミオリネに振られた)ときでしょう。(元々フォルドの夜明けには支援はしていたとは思う)


トマトどうぞ

農園(故郷)は潰れても、果実は残る。 これはこれで独り立ちの演出なのかもしれない。 なにげにミオリネの部屋(理事長室)も結構ダメージが入ってますね。 レーションばかりになってきてるところに生鮮食品は割と嬉しい。


僕は寮長だから

株ガンダムの成長株マルタン、多分エピローグでは社長業を引き継いでるように思う。1期ラストからの懸念材料がやっと消化された。 アニメによってはこういうシーンの途中で銃声が挟まることがよくあるので、ちょっとドキドキしながら見てた。(まあ撃ちそうな人全員死んだか捕まってるけど)


宇宙議会連合査察官

査察官といえば、だいたい国税査察官(いわゆるマルサ)を連想しますが、おそらくは監査機関的な意味の方の査察官でしょう。(行使できる権力が広い) 議会連合自体がフロント間の調整役ということで、政府組織というよりは互助会の意味が強そうです。 今回の話の構図からして、ある意味モビルスーツ開発評議会のスケールアップ版とも言えそう。


ペイル離反

あまりも華麗な転身にわろてしまた。 変わった風向きに乗るのが上手すぎる。 伊達にその場のノリとライブ感で生きてない。

まあガンダムの開発暴露と損失はすでに株ガンダムに押し付けてるわけだし、ペイル社自身は結構クリーンな状態ではあるんだよね。 まあ5号の件がどう刺さるのか、そもそも刺す気があるのかってのはあるが...

しかし、クワイエットゼロについて把握していたのは驚きだった。 どこから知ったのだろう。


ベネリットグループへの強制介入

疑義有りからの強制介入、話の構図がプロローグと全く同じ。

議会連合のフロントをバックに、MSや艦隊が多数出撃するシーンはガンダムではおなじみのシーンですね、真ん中に赤い機体をおいてほしい。


カテドラルは議会連合支持

ドミニコス隊の二人もカテドラル所属なので、ここではミオリネたちとは相反になる立場なんだが、個人的なスタンスとして寄り添ってるのはなかなかに義理堅い(多分デリングへの義理)


もっとデリングから学ぶべきだったな

ここでサリウスが提案した「グラスレーを切り捨てろ」とは、デリングならそうしたであろう事を、デリングの代わりに教えている。 サリウスはサリウスでデリングに対して報いろうとしているわけだ。

サリウスが意外とまともだったというか高潔な人物だったわけだが、そうなると彼がガンダムに対して最も糾弾する立場であったことに、別の意味があったのではないかと思えてくる。(いやまあ普通にヤバい代物ではあるが)

キャリバーンのことも含め、やっぱヴァナディース自体もヤバない?みたいな空気出てきた。


教えてクワイエットゼロ

断片的に語られていたど、だいたい読み解けていた内容だった。 一応はパーメットを使う機器限定ではあるようだが、モノレールの制御にも使われてるとかもう生活インフラに使われてるから、電子機器はほぼ乗っ取られる。

まあパーメット使ってる機体が乗っ取られるなら、原子力で動くアナログの機体を使えば良いんだ、パシフィック・リムで見た。


本当の娘

スレッタ全てワカッタ。 自分の身の上について的確な理解と俯瞰して見られているのやはりスレッタ頭は良い(でも議会連合知らなかったんだよなw) しかし聞かされる地球寮の人たちには、突然かなりハードな身の上話を聞かされる羽目になったな、あらゆる意味で話が突拍子過ぎる。


化け物と呼ばれたガンダム

キャリバーン。 元ネタであるテンペストにも同様の怪物が登場します。 まあ島にやってきたプロスペローにすべてを奪われた散々な魔女の息子のようですが、原典を考えると対プロスペラ要素としては不安しかないw

ガンダムとしては、まだほぼシルエットとワンカットの状態なものの、ルブリスのさらに原型機と言うポジションであるのがうかがえる、外装のデザインがエアリアル改修型にも似ており、プロスペラはエアリアルを改修する折に意図的に似せたのかも知れません(太もものシェルユニットはルブリスにはないので)

今の所のヤベーポイントは、データストームのフィルターが一切ないというところなわけですがそれは後付できないものなのか。 この世界のMSはGUND不使用でもデータストーム流入自体は発生しているわけですが、このカット率が下がるほどやはりレスポンスは上がる仕組みなのだろうか。

あと気になるのは、議会連合はこの機体をどのタイミングで押収したか。 大方としてはオックスアース接収時でしょうが、グラスレーがキャリバーンを抑えるためにカテドラルに襲撃させていた線はある?(その割に扱い軽いな)


ベルメリア糾弾

やっと正面からベルメリアを叱ってくれる人が出てきた、プロスペラも籠絡するために匂わせる程度だったしな。 ベルメリアから見てキャリバーンはほぼ乗ったら死ぬ機体だとわかってるわけで、ここで押し黙ってしまうのはスレッタを見殺しにするのと同義、それを卑怯だとニカは怒っている。


何も手に入らなくても

今までスレッタが教え込まれていた、逃げれば1つ進めば2つは、どちらを選ぶにせよ手に入るものはあった、でも今スレッタは何も手に入らなくても出来ることをしたい、と真逆の考えを持っている。 これは母親の呪縛が解けたことの証であり、スレッタが自分で考えるようになった事でもある(この時点ですでに得ている)


クワイエットゼロ起動

ビットを円周状に配置するの、ダブルオークアンタのトランザムバーストを彷彿させますね。 しかしクワイエットゼロは概念的なシステムかと思ってたんだが、まさかの機動要塞...こんなバカでかいので何する気なんだ、なんかプロスペラさんのIQが急激に下がってる気がするんですが...!


機動要塞クワイエットゼロ

エンジェル・ハイロゥ+ア・バオア・クー。 ガンダム名物、最終攻略拠点がやってきた。 いや水星の魔女は企業体だしこういうのは出てこないと思ってたのでひっくり返ったw こんなクソでかい要塞とアホみたいな数のガンビットMSを会社の隠し予算で作ってんじゃないよwww デリング馬鹿じゃねえのwwww(とてもシンセーに開発予算があるとは思えない)

一番まずいのはこの機動要塞は、シンセーというベネリットグループの子会社の製品でもあるので、もはや議会連合になんの申し開きも出来ないという点ですね、いやどう転んでもベネリットグループ詰んだわこれ。


カラゴール

宇宙議会連合のMS。 メーカーは不明なものの、柳瀬敬之氏デザインのようですが、ルブリスウル・ソーンにガンヴォルヴァのデザインしてる柳瀬さんは宇宙議会連合MS担当ということになるのか。

顔がジェガンっぽいゴーグルタイプですが、首から下はやや重量級MSな印象です。

対するガンドノードは単なる中継機ではなく戦闘力も持っているガンビットMS。 やっぱガンヴォルヴァとコンセプトが同じに思えるんだがなんでかぶったんだろうなあ。

そういえばガンドノードは海老川さんのデザインだが、開発はグラスレーかブリオン絡みだったりするのだろうか。


この魔女が!

クワイエットゼロって、範囲内の機体を乗っ取って行動不能することで戦争を止めるコンセプトなんやろな、と思ってたら行動不能にした機体をなぶり殺しにして物理的に静かにさせるという、かなり物騒なやつだった。

圧倒的なシステムとはいえ、これ事実上議会連合との全面戦争になるわけで、クワイエットゼロのスタッフは相当覚悟が決まってる連中ですね、しかも結構スタッフの人数が多い。 そんなに賛同者が多いとは...どうなってるんだ...


一人では行かせない

クワイエットゼロがゲキヤバ要塞なわけだけど、カテドラルや他の軍事機構が全力尽くす前にスレッタ頼みになる展開はどうなのかなと思ってしまう。これが明るみになる前に叩く話ならまだしも、事態は全面戦争だしなあ。

大人って嫌なもんだなではなく、もっとしっかりしてほしいw


行きたいところが出来た

意外と近くにいた5号。 ボブのときもそうだったが、早々簡単に宇宙空間でどこかに逃げられるものではない。 ルブリスウルは宇宙に出る前に乗り捨てたんだろうか。

最もエランの場合ペイルにも追われてるので、フロント内でも結構危険なんだよな。

エランとして演じることを辞めた5号は結構真摯だった、あのチャラさは本物エランのロールモデルだったのか...w

生きることにここまで強かだと、この先何かで死んだと思わせても、エピローグでシレッとあの景色の場所に辿り着いてそうだなあ。(いっとき絶対死ぬキャラだと思ってたがw)


全て悪いのは...

ヴィムが死んだのは?→シャディクのせい
グエルが散々な目にあったのは?→水星女のせい
こっそりガンダム作ってたのは?→ヴィムのせい
ペトラが重傷を負ったのは?→ノレアのせい

「おのれ許さんぞミオリネ・レンブラン!!!!」

遠因という意味ではミオリネのせいと言えるが、こうストレートに憎しみぶつけられるのは、かなり八つ当たり感ある、ボーボボで見たやつ。

一時はスレッタが乗るのではと思われたシュバルゼッテくん、やはりというかなんというか復讐機になってしまうが、今の流れだとキャリバーンのカマセみたいな扱いになりそうな予感がするが大丈夫だろうか...


次回「紡がれる道」

残り4話で終われるのかと思われてたが、終わりに向けて色々整理された21話でした。 いやでもいささか強引と言うか「こういう構図の最終決戦」は決まってたけど、そこに至る話があまり回ってなかった印象も(その際たるが許さんぞミオリネ)

とりあえず新商品Bがガンドノードではなく、主人公最終搭乗ガンダムっぽいところに少し安心してる(ガンドノードのガンプラ自体は欲しい)


 

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